感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bartleby
15
ギレルモ・デル・トロ監督はディケンズの小説にちなんだ「荒涼館」という書斎・趣味の部屋・驚異の部屋(いわゆるWunderkammer)を持っている。シアタールームあり、ヒッチコックのブロンズ像あり、フランケンシュタインに仏像にバルタン星人に…ちょっとしたミュージアムだ。中に入ってみたくなる。創作ノートもたっぷり掲載されている。こうして彼の作品のキャラクターを一望してみると、デル・トロの色は赤だと今さら気がつく。彼に「ハリー・ポッター」を1作でもいいから撮ってほしかったという思いがつのる。2023/07/08
モトザワ
5
3000部限定の、ギレルモ監督の創作資料や映画論が詰まった本!あの独特な魅力を備えたキャラクターや、映画の世界観を、どのように構築しているのか気になり購入。ちなみに、監督が携わった作品では『パンズ・ラビリンス』が特に印象深いです。ヘルボーイは観てきた映画の中でも好きなキャラクター。作品中の最萌えキャラです。絶対。『ブレイド2』の美術・造形面における彼の活躍も見過ごせませんね。『パシフィック・リム』では、日本人なら特に感じるツボを突いてくれました。『サイレントヒル』も楽しみです!2014/10/22
シナモン
4
大好きなギレルモ・デル・トロ監督の創作ノートということで、購入&読了。ファンしか購入しないアイテムなのに、原書版のようなハードカバーじゃなかったのは少し残念。とはいえ、中身は充実した内容でした。こうやって過去作品のインタビューとかアイデアノートを読んでいると、個人的ストライクゾーンにガツンと来るものがあって、やっぱりこの人の作品は好きだなと再確認。初監督作品である「クロノス」は未視聴なので、ぜひとも観てみたいです。2014/10/26
迷わず進む人 ホントハマヨッテル
1
眼前に広がる荒涼館の異質と夢想の世界観に引き込まれた2014/11/26
asako
1
メモに、伊藤潤二への言及があって、そんなものも読んでいるのか〜と、びっくり。荒涼館という仕事部屋があるのだが、所さんの世田谷ベースも真っ青なオタクぶり。たくさんの写真、カラフルなメモの転載、インタビューと、ボリュームあり、何回も楽しめる。2014/11/06