一人も見捨てない教育の実現 - 挑戦！四国四県からの発信！

菊池省三/堀井悠平

中村堂（2015/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 199p／高さ 19cm
• 商品コード 9784907571214
• Cコード C0095

出版社内容情報

「一斉授業｣から｢話し合いの授業｣へ、「教師主導｣から｢学習者主体｣へ、
アクティブ・ラーニングを創造する。
ＮＨＫ「プロフェッショナル　仕事の流儀」への出演をきっかけに、菊池省三先生の考える「一人も見捨てない教育」が、職種を超えて広がっています。
本書では、そんな四国四県の仲間が、菊池実践を携えて、挑戦を始めた姿を描いています。

【もくじ】
はじめに　菊池省三
第一章　 菊池省三がNHK「プロフェッショナル　仕事の流儀」の中で「これからの『教育観』」の視点で語ったこと
第二章　一人も見捨てない教育の実現　菊池省三
第三章　言葉の力を信じて成長させる　堀井悠平
第四章　信じ合う学校と教育委員会　乾孝治
第五章　生徒一人ひとりの「成長」を信じる塾　渡瀬将基
第六章　関係性に焦点を当てるチームビルディング　牧野真雄
おわりに　菊池 省三

【著者紹介】
菊池省三(菊池道場　道場長)
堀井悠平(徳島県／公立小学校教諭)
乾　孝治(高知県／いの町教育委員会研修指導員)
渡瀬将基(香川県／ファイブスター学習塾塾長)
牧野真雄(愛媛県／株式会社カイシン代表取締役)

【はじめにから(菊池省三)】
（ＮＨＫ「プロフェッショナル　仕事の流儀」への出演を）きっかけに、全国の同じ志を持つ多くの方と知り合うことができました。「一人も見捨てない」教育を行うために、どんな授業がいいのか、どんな子どもとの接し方がいいのか、そのための学びはどうあるべきか…、日々、悩み苦しみ考え続けている方たちとの出会いです。
その広がりは、学校関係者の枠をも越えて広がりました。
本書は、そのような全国の新しい教育を目指す動きの中から生まれたものです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Yuuhei Ooki]

菊池省三先生をはじめ、それぞれの著者の教育観や日頃の思いが、熱いまでに伝わってきた。現場教師の思いだけでなく、教育委員会の立場、塾の立場、一般企業の立場と、さまざまな立場で、“一人も見捨てない教育”の大切さを語っているのが、大いに参考になった。 先日参加した、菊池先生のセミナーだけでなく、この本からも、自分の実践を信じて進んでいく力をもらった感じがする。

2016/10/29

[Michiko]

教育現場に限らず後輩や新人指導などあるなかで、つい自分にとって都合のいいやり方を教えたりそう動いてくれるような指導をしてしまう。だから、思い通りにならなくて腹が立つ。まずは私が変わろうと思う。

2016/01/17

[jotadanobu]

菊池先生はもちろん、様々な立場の人から1人も見捨てない教育について語られてあった。特にチームビルディングの考え方は、学級というチームづくりには欠かせないと感じた。ともかく、すべてのベースはやはり、一人ひとりを見捨てない、伸ばすために最善の力を惜しむことなく教師が発揮するということだと感じた。言葉で書くと簡単だが、そこには恐ろしいほどの根気がいる。子どもがもう伸びないことを諦めました、伸びます！と言うまで一人ひとりを大切にし続ける。それを苦で終わらせずやりきっているから菊池先生は凄いのだろうと思う。

2016/01/02