石屋さん

石屋さん

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907562076
  • Cコード C0070

出版社内容情報

桑原真理子の映像作品「青石」を元に、群馬県鬼石町の8人の石屋さんと対話をまとめたユーモア満載の一冊。アムステルダムを拠点に活動するアーティストの桑原真理子が、この度は初めての作品集を刊行致します。『石屋さん・ストーンディーラー』は、桑原の映像作品「青石」での、群馬県鬼石町(おにしまち)の石屋さんと桑原の対話を元に作られています。同じくアムステルダムで活動する気鋭のデザイナーの若林亜希子によって、新鮮なデザインで日本の伝統文化を紹介する一冊に仕上がりました。

1960年代から80年代にかけて、三波石と呼ばれる青石を売り回っていた群馬県鬼石町の石屋さん。本書はアーティスト桑原真理子が鬼石で出会った8人の石屋さんとの対話を収録しています。彼らは今では商業価値を失ってしまった石に対して、未だに独自の文化的価値を見出しており、それがどんなものであるかそれぞれの観念から話しています。現在、庭石ブームの終焉とともに、石屋さんの職業もなくなりつつある中、ある石屋さんは「自分の骨がなくなっても、三波石は末代守ってくれるから大丈夫」と話します。この対話は記録でもなく、三波石の紹介でもない、石屋さんたちとの奇妙なコミュニケーションの様子が淡々と綴られています。

桑原真理子[クワハラマリコ]
アーティスト。アムステルダム在住。1983年東京都生まれ。 父が日本人、母がオランダ人。19歳の時にオランダへ渡る。2011年、ヘリット・リートフェルト・アカデミー(アムステルダム)、グラフィックデザイン科卒業。精神疾患患者、元ホームレス、オイリュトミストなど、特定のグループに属する人々とのコラボレーションから作品を制作している。

目次

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

monge

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三波石の石屋のインタビュー。全盛期は本当にすごかったんだなあ。昔は勝手に川原の石を取って勝手に売っていたというのも驚き。その頃にも一応はちゃんとした手続きなり許可を得てやっているものだと思っていた。値段のつけ方やどれがいい石か、とか今の石の状況とか大変興味深く読んだ。筆者が29歳の芸術家で女性、いわゆるハーフ?ということの反応も面白い。田舎の悪気はない素朴なセクハラみたいなこと、方言、話し方などよくわかる。見かけによらず読みやすい。2017/01/10

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