内容説明
まんまとオオカミの口車にのせられた赤ずきんちゃん。大事なお使いの途中だというのに、お花摘みの道草をしてしまいました。一方、そのすきに大急ぎでおばあさんの家へと向かったオオカミ。家に入るや否や、おばあさんを…。誰も知らないオオカミの犯行の一部始終を大公開!
著者等紹介
ビュケ,ジャン・リュック[ビュケ,ジャンリュック] [Buquet,Jean‐Luc]
1951年、フランス北西部の港湾都市ル・アーブルに生まれる。演劇を学んだ後、演出家として多くの舞台、映画、テレビドラマなどの制作を手がけてきた。2004年、モントルイユのブックフェアで開催されたFigures futurコンクールで賞を受賞したことを機に本格的に絵本の仕事をはじめ、フランスで精力的に活動を続けている
大澤千加[オオサワチカ]
1994年に渡仏。エコール・デ・ボザールで美術を学び、絵本作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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♪みどりpiyopiyo♪
31
そして、おばあさんになりすまそうとオオカミは… ■楽しい絵本を読みました♪ 赤ずきんちゃんに寄り道を促し先回りしたオオカミさんは、大きなお耳に大きな目、大きなお口のこわーい牙や 鋭い爪のお手手で どうやって…? 遅々として進まぬコスプレ、差し迫るタイムリミット、千々に乱れる心… ■文はほぼそのまま 私達の知っている『赤ずきん』のお話ですが、絵で語る部分のすっとぼけ振りが楽しくて♪ よく知った物語の新しい一面を垣間見ました ( ' ᵕ ' ) (2014年)2018/04/26
たまきら
27
確かに思ったことありました、(どうやったんだ?)って…。まさかそこから一冊完成してしまうとは!どう割っていろいろ演出し放題だなあ。娘はノーリアクション。2020/07/01
みさどん
17
さすがフランスの方の作品だと思っちゃった。有名な赤ずきんの一幕。おばあさんをおなかに入れて、おばあさんの格好をするための悪戦苦闘の数時間を描いてある。確かにおもしろいけれど、オオカミのずっこけぶりや奮闘を見ると、つい肩入れしたくなるじゃあないの。その後でのあっさり死んじゃったはかわいそうにさえなってしまう。表紙のオオカミのどんくささぶりがうちのクロとかぶるからかなあ。2018/08/23
退院した雨巫女。
16
《本屋》オオカミだって、頑張ってるんだよね。結末は、一緒なんだけどね。2018/02/12
chatnoir
15
フランスの絵本。『赤ずきんちゃん』なんだけど、オオカミがおばあさんに化ける様子が中心的にコミカルに描かれている。悪くて怖いオオカミがものすごく可愛いらしい悪戯わんこに見えてしまって愛着がわく。最後はやっぱりそうなるのね...オオカミに感情移入してしまったので、可愛そうに思ってしまう。2018/01/14