内容説明
素直に気持ちを伝えられない小学校3年生の桜。友だちにも家族にも気を使ってしまいます。その上、自分に自信がもてません。そんな桜に、今年の夏は一大事!鳥取のおばあちゃんの家に一人で行くことになってしまったのです。不安と戸惑いからはじまった夏休み。でもそれは、桜を大きく変える冒険でした。清々しい自然と人々とのふれあい。少女の背中をそっと押しだ、ひと夏の物語。
著者等紹介
押切もえ[オシキリモエ]
1979年、千葉に生まれる。10代のころより読者モデルとして活動をはじめ、日本を代表するトップ・モデルとなる。現在、モデル業をはじめテレビ、ラジオで活動しながら、デザイン、執筆など多方面で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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退院した雨巫女。
11
《私-図書館》小さい頃の妹をみてるようでした。祖母の住む天草に里がえりすると、桜ちゃんみたいにおどおどしてました。2017/07/30
あお
2
鳥取に行って、いろんな人にあったことで桜が変わっていって成長していく。別の環境で変わることってある。そして夏休みの経験って子どものころはすごく大きい。どうして押切もえさんは鳥取に関わるようになったのか気になりました。2018/09/02
ムーミンママ
2
弟のサッカー合宿に両親も参加するため、3年生の桜はひとりで鳥取の祖母の家で、夏休の一週間を過ごす。はじめは嫌だったが、同い年の海斗君と仲良しになったり、パン屋で出会った障害のある人との絵を通しての交流などで、明るくなった。 あとがきに、鳥取の障がい者をサポーする大使に任命されたと書いてあり、この作品を書いた経緯に納得。 桜の設定は3年生だが、5年生くらいの印象。気持ちの説明が大人っぽいかな。 結末でいきなり、「あなたの好きなことは、なんですか」とあるのには驚いた。そこから、あとがきとしたほうが、良かった。2017/08/12