内容説明
森に住むみみずくと、飼い犬。せっかく友だちになれたのに、なかなか会って話しができません。何かいい方法はないのでしょうか?コルデコット賞受賞作家、初の邦訳作品。
著者等紹介
デュボアザン,ロジャー[デュボアザン,ロジャー] [Duvoisin,Roger]
1900年スイスのジュネーブで生まれる。1920年代後半にアメリカに渡り、1938年にアメリカ国籍を取得した。1932年に子どもの本を作りはじめ、それ以降、ガチョウの「ペチューニア」やカバの「ベロニカ」シリーズなど自ら文と絵をかいた作品を40冊以上出した。他作家の作品に絵を描いたものも140冊以上あるといわれている。1948年にはアルヴィン・トレッセルト文の『しろいゆき あかるいゆき』(ブックローン出版)でコルデコット賞を、1965年には同じくトレッセルト文のHide and Seek Fogでコルデコット賞銀賞を受賞した。1980年没
安藤紀子[アンドウノリコ]
英語圏の児童文学作品の翻訳を数多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スプーン
24
友情のお話。わかる人にはわかるのです。2021/09/16
ヒラP@ehon.gohon
15
昼間に外を飛び回るプードルのデイと、夜に活動するみみずくナイトは、友だちになったけれど、すれ違いの生活。 おまけに、二人が会える時間は、ペニーフェザーさん家族が眠りにつく時間帯です。 うるさくて眠れないペニーフェザーさんに、不安を持ったのですが、息子のボブのおかげでハッピーエンドになりました。 ほのぼのしたお話です。2016/07/29
遠い日
13
デュボアザンの未邦訳本が出版されたのは、喜ばしいこと。デュボアザンらしい、愛らしい動物たちの世界観。キツネに襲われるところをプードルのデイに救われた、みみずくのナイト。固い友情を誓うも、ふたりはいかんせん、生活時間が反転していて、ゆっくり話ができないのが悩みのタネ。むりやり編み出した方法では、人間たちに迷惑がられ……。そこへ、デイの飼い主一家の息子ボブの名案!ラストページのふたりの姿がとってもキュート。2016/10/06
いっちゃん
10
ボブ、グッジョブ!2017/01/23
紅生姜
8
デュボアザンの絵本は全部揃えたいくらい絵が好き。お話の内容も素敵。夜型のみみずくと昼型のプードルの橋渡しとなった男の子がほんとにかわいくて賢い。子どもって、大人より動物の気持ちが分かるんだろうな。2017/08/10