出版社内容情報
「ALS はじめて耳に するその名 医師の宣告 余命三年」
不治の難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の身でありながら常に前向きに生きる男・舩後靖彦が、その生き様を短歌に謳う!
「治療法がない」「全身麻痺」「呼吸停止」「余命3年」
過酷な宣告に絶望し、どん底に落ちた船後は、同病の共を支える「ピアサポート」をきっかけに大きく立ち直る。
人を支えることは、自分を勇気づけること!人生どんな状況でも楽しめる!
全身麻痺の身で講演やコンサートをこなし、創作活動を続ける「しあわせの王様」の生き方とは。
舩後 靖彦[フナゴ ヤスヒコ]
1957年生まれ。商社マンとして一線で活躍していた41歳の夏、ALSと診断される。絶望し一時は死も考えたが、福祉サービス業株式会社 アース取締役就任を以って、社会復帰をはたす。現在、副社長。他に、湘南工科大学テクニカルアドバイザー、上智大学非常勤講師もする。著書に、『三つ子になった雲』(日本地域社会研究所)、『死ぬ意味と生きる意味』(共著)(上智大学新書)、他がある。
寮 美千子[リョウ ミチコ]
内容説明
ALS、はじめて耳にするその名、医師の宣告余命三年。不治の難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の身でありながら常に前向きに生きる男・舩後靖彦が、その生き様を短歌に謳う!
目次
宣告―告げられて我も男子と踏ん張るも その病名に震え止まらず
発病―十歳の愛娘との腕相撲 負けて嬉しい花一匁
少年時代―野良犬を友とし蝉を追いかける 転校生の夏休みかな
青春―日雇いの配管稼業 武者修行 汚水まみれで己を磨き
就職―いつの日かインドの大地かけめぐる 大商人となる夢を見る
企業戦士―わが仕事大波に乗るサーフィンか 友も家族も浜の点景
予兆―指もつれ鞄掴めぬ通勤路 たすきにかけて若者ぶって
不安―病院に行けば二度とは戻れぬと予感し あえて診察受けず
失態―妻の肩 杖にするとは情けなや 大黒柱となるべき我が
ALS―筋萎縮性側索硬化症 ALSの禍々しき名〔ほか〕
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