内容説明
幼少期のスケッチブックから、2016年最後の作品まで総収録作品598点。総576ページ、渾身の編集。エッセイ「穴のようなわが過去」遺稿収載。新発見の作品、フラメンコの舞台美術、マドリードのアトリエなど初めて紹介。若き日の写真、芸大時代のレポート、画論、対談、詳細な年譜・資料。
目次
エディターズノート:追悼
エッセイ 穴のようなわが過去(堀越千秋)
序章 画家・堀越千秋、誕生まで(大原哲夫)
第1章 スペイン初期時代―模索の時代
第2章 堀越ワールドの開花“わが腸のスペイン”―唯一無二の色彩と線描
第3章 シルクスクリーン、リトグラフ、銅版画、木版画―繊細と大胆
第4章 装画、絵本、CDジャケット―印刷媒体のための作品
第5章 フラメンコ、舞台画―キャンバス無用、画室を飛び出す
第6章 美を求め、自在に遊ぶ―河童の覚悟
第7章 2016年秋、マドリードに堀越を訪ねて―知られざる堀越千秋、画室に残したもの
対談 「堀越千秋」を語る
資料 「堀越千秋」について語られた記事、証言+α
著者等紹介
堀越千秋[ホリコシチアキ]
1948‐2016。東京千駄木に生まれる。1975年東京芸術大学大学院油画専攻修了。1976年スペイン政府給費留学生として渡西。以来、マドリード在住。世界各地で個展等多数開く。2003年装丁画を担当した『武満徹全集』が経済産業大臣賞を受賞。世界で最も美しい本コンクールに日本を代表して出品される。2007年ANAの機内誌「翼の王国」の表紙絵の連載を開始。2014年スペイン国王よりエンコミエンダ文民功労章を受章。エッセイ集や絵本などの著作も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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