出版社内容情報
「今は昔」の懐かしき大衆的文化。昭和を過ごした御仁には、TV人形劇、街頭紙芝居、絵物語、時代劇やアニメのヒーローたちが、走馬灯のように胸に去来することだろう。ベーゴマ、面子(めんこ)、ビー玉、おはじきなどで遊んだ日々も、記憶にしっかり焼きついているはず。しかし、デジタルゲーム隆盛の今日にあっては、多くがいつ消え去ってもおかしくない状況にある。ちなみに、その絶滅危惧度を本書で見ると――
連続TV人形劇 ★★★★★
面子 ★★★★★
ベーゴマ ★★★★☆
街頭紙芝居 ★★★★☆
折紙 ★☆☆☆☆
けん玉 ☆☆☆☆☆
時代劇ヒーロー ★★★★☆
凧揚げ ★★★☆☆
TVマンガ ★★☆☆☆
本書は、これら大衆的文化をこよなく愛する昭和男が、持てる知識を総動員して読者に贈るレクイエム。「されど明日になれば、日はまた昇る」との思いを胸に秘めて。
漫画おやぢ[マンガオヤヂ]
安芸国の生まれの昭和男。本好きにしたいとの母親の思いが、何処で間違ったのか、無類の漫画好きとなる。社会人となってもオタク趣味は続き、中年となり人生を振り返った時、自分の足跡を遺したいとの思いに駆られ、学生時代の妄想だった物書きになりたい気持ちが再燃。折も折、旧知の古書店の同人誌から連載の依頼があり、渡りに船と引きうける。たびたび同人誌のテーマから外れた記事を書いてしまう性格は多面性を持ち、夜の闇を好んで、その生態は猫族に類する。
内容説明
新世紀の民俗学を模索する意欲作!「検索ワード&クリック」だけでは手軽に入手できない、思いもよらぬ情報との出会いがここにある。
目次
第1章 連続TV人形劇
第2章 街頭紙芝居
第3章 絵物語
第4章 遊戯
第5章 髷物の怪傑
第6章 電気紙芝居
第7章 TVマンガ(漫画映画)