内容説明
改造または革新とは、自国の善をもって自国の悪を討つことでなければならぬ。そは他国の善なるが如く見ゆるものを藉り来りて、自国の悪に代えることであってはならぬ。
目次
序論
日本民族および日本国家
日本国家の建設
儒教および支那文明の伝来
大化革新
仏教はいかにして日本に栄えしか
奈良朝の文化
平安遷都
貴族政治の堕落と武士勢力の台頭
源氏と平氏〔ほか〕
著者等紹介
大川周明[オオカワシュウメイ]
1886年、山形県酒田に生まれる。法学博士、社会運動家。熊本第五高等学校から東京帝国大学哲学科に進学しインド哲学を学ぶ。1918年から南満洲鉄道東亜経済調査局勤務。32年の五・一五事件で下獄。極東国際軍事裁判では民間人唯一のA級戦犯容疑を受ける。コーラン全文の翻訳などイスラム研究でも知られる。57年逝去、享年七十一(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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