出版社内容情報
適齢期に惑う女性の心理と日本の結婚観をリアルに描い「想い出づくり」と国際エミー賞ノミネート作品「いちばん綺麗なとき」を収録。名作ドラマがペーパーバックで復刊!
●「想い出づくり」(1981年10月9日~1982年3月26日 TBS系列) 「なんかひとりの時の、すっごくいい想い出欲しい」 適齢期を迎えた女性3人が、重圧と焦燥のなかで自分らしい生き方を模索していく。「ふろぞいの林檎たち」の原型となった女性3人の群像劇。 岡田惠和(脚本家)「バイブルみたいなものです。すべてのことをこのドラマから学ばせていただきました」
●「いちばん綺麗なとき」(1999年1月23日 NHK) は、単行本初収録の単発ドラマ。国際エミー賞ノミネート作品。夫を亡くし、5年が経った女のもとに、自分の夫の愛人だったという女性の夫が訪れ、女性の日記から過去の2人の心情を知ってしまう。しだいに遺され、裏切られた者同士の奇妙な感情が芽生え始める。だがそこへ女の義姉が現れ、二人の関係を糾弾する。老年に差し掛かった3人の男女の切実な想いを赤裸々に描いた名作。
山田太一[ヤマダタイチ]
山田太一(やまだ・たいち)1934年、東京浅草生まれ。早稲田大学卒業後、松竹大船撮影所入社。演出部で木下惠介監督の助監督に。65 年、 脚本家として独立。「岸辺のアルバム」「男たちの旅路」「早春スケッチブック」「想い出づくり」「ふぞろいの林檎たち」など数多くの 名作テレビドラマを手がける。88 年、長編小説「異人たちとの夏」で山本周五郎賞、2014 年、エッセイ集「月日の残像」で小林秀雄賞を 受賞。著書に「飛ぶ夢をしばらく見ない」「終りに見た街」「空也上人がいた」他多数。戯曲に「日本の面影」「黄金色の夕暮」他多数。 2014年、河出書房新社より「山田太一エッセイコレクション」全3巻を刊行。
感想・レビュー
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hitotak
GO-FEET
haruno
えいとうっど
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