内容説明
無教会の内村鑑三の高弟にして、激動の時代を預言者のごとく駆け抜けた藤井武。42年の生涯に限りない愛惜と敬慕を込め、その実像を今に伝える働きをライフワークとしてきた著者の講演集第1巻。喬子夫人との愛と別れ、来るべき再会までを歌い上げた未完の信仰長詩『羔の婚姻』をめぐる講演などを収録。
目次
1 人はみな救われるか―藤井武先生六〇周年記念キリスト教講演
2 日本のゆくえ―「亡びよ」ふたたび
3 友誼の人―藤井武
4 小丘のうへ孤松のかげ―藤井武の自然観
5 バビロンを墓として
6 閨もなんじをほめたたう―藤井武におけるエロースとアガペー
7 信仰における師弟
8 藤井武とカント哲学
9 黒崎幸吉と藤井武
10 親密より親密に―藤井武と江原萬里
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