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出版社内容情報
そのキャビンアテンダントは
機上で泣き崩れた男性客が忘れられないと話した。
さまざまな「味」を作る食品メーカー社員は
誰にも言えない後ろめたさを吐露した。
これは仕事を紹介する本ではありません。
その仕事だからこそ見える世の中を集めました。
【客室乗務員、食品メーカー社員、小学校教諭、
商社マン、外科医5人のインタビュー集】
内容説明
これは仕事を紹介する本ではありません。その仕事だからこそ見える世の中を集めました。
目次
キャビンアテンダント―40代・女性
食品メーカー社員―50代前半・女性
小学校教員―39歳・男性
商社マン―30代後半・男性
外科医―39歳・女性
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けい子
24
キャビンアテンダント、食品メーカー社員、教師、商社マン、外科医。それぞれの世界で活躍している人達の現場の声。中々話す事のない方々もいてるので大変新鮮でした。2020/06/14
たかやん
21
客室乗務員、食品メーカー社員、小学校教員、商社マン、外科医。5人の方々がそれぞれのお仕事について語られる。82ページの薄い本ながら、食品メーカーの方が「"濃い味"="おいしい"と思ってしまう人が増えるなかで、自然の味に近づけたい自分は必要とされていないような気がしたこともあります」と吐露されているように、やりきれなさと向き合う生の声が詰まっています。2018/12/24
ゆう
12
どこで聞いたか思い出せないが、「みんなそれぞれの事情を抱えながら、何食わぬ顔で生きている」という言葉が心に残っていた。どんな人でも、それぞれいろいろな困難を抱えている。なるほど大人というのは、そうした事情を殊更表情に出さず、日々黙々と自分のプロフェッショナルな職責を果たす人のことを言うんだろう。本書を読んで、そんなことをあらためて考え直した。こうした「普通の人」のインタビューは、普段は知ることのできない人々の背後にある複雑な事情や感情を垣間見れるのが好きだ。ありきたりな感想だが、何だか勇気が出るのだ。2023/09/14
ごま
11
自分と異なる職業にはどんな楽しみ、辛さがあるのだろう。この本は頁数も少なく口語体なのですらすら読める。量は物足りないが、内容はとても良かった。特にキャビンアテンダントと、味をつくる食品メーカーのお話が心に残った。この世界は誰かの仕事でまわってる。有難いこと。出版社の『小さい書房』さんを初めて知った。良い本を創るなぁ。応援したい。2017/04/24
nb
4
キャビンアテンダント、食品メーカー社員、小学校教員、商社マン、外科医という、それぞれの職業から見た世界について書かれた本。 表紙に「これは仕事を紹介する本ではありません」と書いてる通り、仕事の紹介よりも、その職業だからこそ感じることやトラブルなどが書かれています。知らない世界を垣間見れるようで良かったです。2019/01/06
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