内容説明
末期になっても、できることがある。食事会をきっかけに、がん患者の闘病生活を変えた熊本・藤岡医院。完全治癒した人、進行が止まった人、新たな人生を歩み始めた人。医療者と患者のがんへの向き合い方が奇跡を生んだ―。7人の体験談収録。
目次
1 体験談・がん患者、それぞれの決断(末期がんからの生還;自分に正直に生きていく ほか)
2 何が良い方向へ向かわせたのか(末期と宣告されても、できることはたくさんある;西洋医学だけでは太刀打ちできない病気 ほか)
3 人はなぜがんになるのか(がんは恐れるにたりないもの;何ががんをつくるのか ほか)
4 医師とどう向き合うか(西洋医学の限界;抗がん剤治療のもっとも怖い副作用 ほか)
著者等紹介
藤岡靖也[フジオカヤスナリ]
医療法人社団藤岡会理事長、藤岡医院院長。1961年(昭和36)熊本県御船町出身。88年福岡大学医学部卒業。国立熊本病院内科勤務の後、藤岡医院副院長をへて2006年より現職。家族のがんを契機として藤岡医院にがん治療部門を立ち上げ、免疫療法など、がんの三大治療ではない治療法を模索。現在は温熱療法(ハイパーサーミア治療)と心理療法(サイモントン療法)を柱に大きな成果を挙げている。診療の傍ら、熊本代替療法研究会を立ち上げ、最近では医学の知識は一人ひとりが持つべきだとの考えのもと、一般人向けに、基礎医学講座を開催
藤岡典代[フジオカフミヨ]
医療法人社団藤岡会理事、薬剤師、心理カウンセラー。1961年(昭和36)熊本県芦北町出身。86年第一薬科大学卒業。藤岡医院では、がん治療コーディネーターとして患者の相談に乗るなど心理面を支える。医療の範疇を超えた事業活動を目指して2011年株式会社テトテトテを立ち上げ、代表に就任。本道佳子氏との出会いにより、がん患者と家族のために「最期の晩餐・食事会」を開催。14年3月、藤岡医院の隣にカフェとお菓子の工房「しましまの木」をオープン。サイモントン療法認定スーパーバイザー。熊本断捨離会代表も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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