内容説明
動態的憲法研究は、憲法判例の研究でも、比較憲法研究でも、さらには憲法制定史の研究でもない。もちろん憲法典の解釈学でもない。私たちの目の前にある、あらゆる憲法事象について総合的に考察しようというのが私たちの言う動態的憲法研究である。
目次
動態的憲法研究
第1部(動態的憲法の研究;憲法改正についての国民的合意を形成するために;憲法改正の機運を如何にして醸成するか;憲法改正手続条項の先行改正の問題性;若者の国政参加を促す;憲法に関わる問題あれこれ;国防軍化構想の問題点;非常事態・国家緊急権;最近の憲法事象;国会議員と憲法;憲法改正に向けて;憲法を語ろう)
第2部(憲法96条改正論;憲法改正国民投票法;憲法の有権解釈;選挙制度改革)
著者等紹介
早川忠孝[ハヤカワタダタカ]
昭和20年生まれ。長崎県出身。東京大学法学部在学中に司法試験合格。卒業後、自治省職員を経て、東京弁護士会に弁護士登録。平成15年の衆議院議員総選挙に比例区で初当選。平成17年の衆議院議員総選挙で再選し、法務大臣政務官、衆議院法務委員会理事を務めるも、平成21年の衆議院議員総選挙で落選。現在、弁護士業とともに、「ビヨンドXフォーラム・寺小屋」を主宰する等、多方面にて活動中
南部義典[ナンブヨシノリ]
1971年岐阜県生まれ。京都大学卒業。同大学院在学中に、国会議員政策担当秘書資格試験に合格。民主党衆議院議員の政策担当秘書として、憲法改正の手続きを定める国民投票法案など議員立法の立案の従事。2007年、衆参両院の憲法調査特別委員会の公聴会において公述人として発言。現在、慶應義塾大学大学院法学研究科講師、動態的憲法研究会共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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