内容説明
コウモリ、オオヤマネコ、タランチュラ、フクロウ、カンガルーネズミ、ヤママユガ、ナマケモノやマダガスカルゴキブリなど、詳細に撮ることが難しい夜行性動物42種の豊かな表情をとらえた貴重なカラー写真79点を掲載!動物写真家トレア・スコットが誘う、夜行性動物と出会う旅。
目次
カンガルーネズミ
インドオオコウモリ
ユキヒョウ
アフリカタテガミヤマアラシ
ブチハイエナ
ヒガシアメリカオオコノハズク
フタユビナマケモノ
ビルマニシキヘビ
フェネック
アメリカオオミズアオ〔ほか〕
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
75
女性写真家による動物たちの写真は黒い背景で撮られています。その理由は読んで貰えると分かります。暗闇に偶然写ったものではありません。序文に様々な苦労と、その個体を撮る素晴らしい機会に恵まれたことへの、感謝の気持ちが写真にも溢れていると思います。外見の可愛らしい動物から、ユーモラスな表情を見せる生き物、美しい姿態、どアップにすると恐ろしい動物。この生き物も夜行性だったね…などと思わず絶句するアイツまで(苦笑)それぞれの特徴と生息する場所などの文章が適度で、読んでも眺めても楽しい一冊です。アイツを除いて。2016/04/19
あじ
57
この写真集の素晴らしい点は、一人の女性写真家が全てを撮り下ろした事に尽きる。夫の尽力で組み立てられた秘蔵の撮影箱『リトル・ブラック・ボックス』を利用し、夜行性動物の暮らす暗闇を再現。バウンスフラッシュで動物の目に光を入れない工夫も施している。黒背景なので非常に鮮明な、動物たちの姿が写し出されている。また動物の紹介文はちょうどよい文字数で、歯がないことや耳が非対称についているなど特徴を伝える。私はとても美しい写真集だと思う。しかし可愛い動物ばかりでない事を明記しておきたい(一般的に不快に思われる種も含む)2016/01/31
かいゆう
30
表紙の子のかわいさに即手に取りました!黒背景に写る夜行性動物たちがとても美しい。ふわふわやわらかそうな毛の質感まで感じられるアップ写真はとても貴重なのではないでしょうか。アカスジシンジュサン(蛾)には、口や消化器官が無く、繁殖のみを目的とした短い生を送る事や、カピバラは時速35kmの速さで走ることができるなど、生体の解説も興味深かったです。2016/03/19
Kouro-hou
26
黒背景に映える夜行性動物の写真集。つまり野生を写したものではありませんで、負傷して肢を失い保護されたサーバル、飛行実験で活躍中のコウモリ等の来歴も一部紹介されています。看板仔のフェネックは、何故こんなに表情豊かなのかと愛らしくお客をひきつける一方、本を手に取ったお客さんを「僕らも夜行性ですー!」とヒキガエル、大蛇、タランチュラ、マダガスカルG(赤くてキレイ)がおもてなししてくれます。コウモリも凝ってます。食べる事はおろか口すらなく、ただ繁殖のため、愛の為だけに生きるアカスジシンジュサン(蛾)も美しい。2017/02/23
鱒子
23
図書館本。2015年の本ですが、図書館で購入したばかりのようで、非常に良い状態のまま読むことができてラッキーです。こういう黒いページが続く写真本って、扱い方が悪いとすぐに指紋でベタベタになってしまうので…そして、アホな感想だと承知の上ですが、この著者はめっちゃ写真が上手いのですよ!よく暗闇でこんなに鮮やかに撮影できるなあ、すごい!(写真撮影の方法についても筆者は明記しています) 表紙のフェネック、悶絶するほどかわいいです。2016/08/22
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