内容説明
白いエプロン、白い服、白いスニーカーで美しい作品をつくりつづけた陶芸家ルーシー・リーの伝記&作品・レシピ集。88P・フルカラーレシピノート掲載。
目次
陶芸家ルーシー・リーの生涯
現代的なもの―ルーシー・リーとウィーン
ボタン作り、すべてはここから始まった
最後の生徒
ルーシー先生の思い出
収集の歓び
高潔ということ
都市に生きた陶芸家
作陶の流れ
ルーシー・リーの陶芸ノート
年譜
著者等紹介
刈茅由美[カルカヤヨシミ]
1968年、福岡県生まれ。2004年にフリーランス翻訳者として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
帯長襷
1
彼女を知る、または作品を愛する人々の寄稿した文とルーシーの作品や制作風景を写した写真で構成されている。ハンス・コパーと仕事の上で素晴らしいパートナーだったということは展覧会などで見聞きしていたが、ハンスがどう彼女に影響を与えていたのかを実際見てきた人々の話はやはりリアルに感じられた。個人的には、バーナード・リーチの影響を受けている時代より、ウィーン時代の初期や、自らの作風を確固たるものにした(と思われる)1970年以降の作品が好きだな。彼女らしいというか、やりたいことがはっきりしてる気がする。2015/12/29