ひとが詩人になるとき

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ひとが詩人になるとき

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907364335
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0095

内容説明

ビジネス論で人気の著者による文芸エッセイ「言葉が鍛えられる場所」シリーズ、待望の第3弾。なぜ人は詩を書くのか、その謎に迫る。堀川正美、黒田三郎、茨木のり子、小池昌代、黒田喜夫と「列島」の詩人たち、友部正人、伊藤比呂美、鶴見俊輔、寺山修司、石垣りん、吉本隆明などの「人生」と「作品」を考察。

目次

第1章 堀川正美―新鮮で苦しみおおい日々
第2章 黒田三郎―場違いな場所で途方に暮れているひと
第3章 茨木のり子―彼女がひとりで立っていた場所
第4章 小池昌代―欠如という存在感
第5章 黒田喜夫と「列島」の詩人たち―革命の知らせはついに届かず
第6章 友部正人―倫理的な吟遊詩人
第7章 清水哲男と清水昶―際立つ個性が描いた双曲線
第8章 北村太郎―敗者の直喩
第9章 下丸子文化集団―工場の町に生まれた詩
第10章 小田嶋隆―誰よりも詩を憎んだ男が愛した詩
第11章 伊藤比呂美―現代の言文一致
第12章 鶴見俊輔―この世界を生き延びるための言葉
第13章 寺山修司―虚構が現実を超える瞬間に賭ける
第14章 石垣りん―生活者の芯
第15章 吉本隆明と立原道造―硬質な抒情の前線
第16章 批評的な言葉たち―言葉の重層性をめぐって

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kuukazoo

15
戦後の現代詩の流れに言及しつつ詩人と作品を解説。名前や有名な作品は知っていてもそのビハインドについては知らずにいた詩人が多かったので、興味深く読んだ。特に堀川正美や鶴見俊輔、安部公房も関わっていた下丸子文化集団など。どこから開いても読めるのでよい。詩的表現と他者に伝えようとする意識のバランスをとるのは確かに難しい。2024/06/30

タイコウチ

9
平川さんの本を読むとき、短絡的に世代論で語るのもどうかと思いつつ、自分より完全にひと世代上の人なんだなあと感慨、自分にはない体験的教養のようなものを羨ましく思う気持ちを抱く。戦後日本の代表的な詩人たちについて、彼らがなぜどのように詩を書いたのかを、時代や社会、交流関係などの背景から読み解いていく。茨木のり子、北村太郎など有名な詩人から、鶴見俊輔や吉本隆明など詩作自体はやや傍流的仕事と見なされがちな思想家、歌手の友部正人、平川さんと交流もあった小田島隆まで。若者が詩に親しむことが当たり前だった時代があった。2024/06/30

宮崎太郎(たろう屋)

4
著者の文芸エッセイ「言葉が鍛えられる場所」シリーズ3冊目。戦後からの現代詩人10名の現代詩人から「人はなぜ詩を書くのか」と問います。詩を読むことが普段は無い私でも、紹介された現代詩は小説の体験とは違う情感を味わいました。伊藤比呂美、小田嶋隆、茨木のり子、鶴見俊輔、小池昌代。もっと現代詩を読んでみたい。思ったより平易で普通の言葉による詩が読み手に届くのだと実感しました。2024/12/10

へい

3
冒頭から小田嶋さんが亡くなった話が書かれており、小田嶋さんの残された言葉を一冊をかけて行っている印象を感じた。今まで詩というものに感知しないようにしてきたけれど、その詩の背景などをこうして知ることによってそうかこういう意味だったのかと知ることができたのは大きい。現代ほど自分の書いた詩の発表を容易にできる時代はたぶん過去にはなく、昔だったらポエム帳に隠れて書いていたものは、スマホに入力することができる。あとは羞恥心の問題だけれど、そこの恥の感覚がかつてと違うのが時代の流れということなんだろうなと思った。2024/05/25

takao

0
ふむ2025/06/21

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