内容説明
昔日の記憶が感光されて、現実のトーンを失い意識の底に眠っている。記憶など、少ないほどよい、と言った詩人もいたけれど…。考えるということが唯一良く生きることなのに、今はどうだろう。若いころは真っすぐに生きてゆきたいと影の自分に誓ったこともあった。ほんとうの誓いだったのか。井坂洋子、12年ぶりのエッセイ集。
目次
自分から捨てた物(生意気の罰;天使のしるし;晩秋の杖 ほか)
あんな神様さえいなければ(鳴く・唱える;銘仙の色;このちゃんのこと ほか)
鞄の底の地図のような染み(ごっつんこ;アルミの弁当箱;お見舞い ほか)
著者等紹介
井坂洋子[イサカヨウコ]
東京生まれ。1983年、詩集『GIGI』でH氏賞、95年『地上がまんべんなく明るんで』で高見順賞、2003年『箱入豹』で藤村記念歴程賞、11年『嵐の前』で鮎川信夫賞、17年『七月のひと房』で現代詩花椿賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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