目次
和田さんの「話の特集」(矢崎泰久)
創刊まで
創刊号目次
名物ページ「発言」
少年宇宙諜報員(和田誠)
パロディを開拓
殺しの手帖(和田誠)
図解★かっこいいキミたちのために(和田誠)
スーパーマン研究 高倉健(矢崎泰久)
スーパースターたち〔ほか〕
著者等紹介
矢崎泰久[ヤザキヤスヒサ]
1933年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。新聞記者を経て、65年に父親が経営する日本社から雑誌「話の特集」を創刊する。二年後「話の特集社」として独立。テレビ、ステージなどのプロデューサーとしても活躍しつつ、休刊まで編集長と発行人を兼務する。著書に『「話の特集」と仲間たち』『句々快々』など。卒寿を目前にした現在も生涯現役のフリーランス・ジャーナリストを志して健筆をふるう
和田誠[ワダマコト]
1936年生まれ。多摩美術大学図案科(現・グラフィックデザイン学科)卒業。59年デザイン会社ライトパブリシティ入社。68年よりフリーのイラストレーター、デザイナーとして活躍。65年創刊の雑誌「話の特集」アート・ディレクターを務める。講談社出版文化賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞、毎日デザイン賞など受賞多数。77年より「週刊文春」の表紙(絵とデザイン)を担当する。2019年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fwhd8325
74
懐かしいと振り返るには少し時代が違うのですが、あの頃の大人たちは、とても真面目で真剣で、仕事にも社会にもしっかり向き合っていたんだと思います。まだ子どもだった私は、そんな大人たちの姿を見て、大人って凄いと思っていました。この「話の特集」や「ビックリハウス」は、凄い文化だったんだと感じます。学生時代、そんな文化に憧れて、映画のミニコミ誌に参加したこともありますが、やや遅れていますが。時代は間に合ったのにと思うと、ちょっと後悔します。2022/12/24
まんだよつお
10
二人が1965年に雑誌『話の特集』を創刊したとき、和田誠は29歳、矢崎泰久は32歳。反権力、反体制、反権威をエンターテインメントで包み込む、ことを目指した『話の特集』に集まった綺羅星のごとき錚々たるメンバーたち。最盛期を迎える70年代はまさに「雑誌の時代」と言ってもいいだろう。ぼくに多大な影響を与えてくれたそれらの雑誌も、『本の雑誌』を除いてすべてが姿を消してしまった。和田誠、2019年没。矢崎泰久、2022年没。あなたたちが築いた「夢の砦」は、ぼくの心の中に生き続けていますよ。2023/02/21
月華
4
図書館 雑誌の再録。最後に和田さんへの追悼。2023/12/08
O-chami
4
1965年矢崎32歳・和田29歳で創刊の「話の特集」は30年続いた。2人が追い求めたのは自分達が読みたい雑誌~個性的な才能が吸い寄せられるように集まった時代の記憶を掘り起こす。貴重記事の再録(向田邦子飛行機事故直前インタビューや吉永小百合本音インタビュー、創刊時無名協力者の横尾忠則・篠山紀信・立木義浩+2人が名を成した後の20周年記念座談会、和田誠の傑作ショートショートetc.)が興味深い。そして編集長として2022年死の直前の矢崎氏の追悼原稿「純情・和田誠」に泪😢BGMは中山千夏で「あなたの心に」🎶2023/07/17
onepei
4
パラパラと拾い読み。こんな読み方も雑誌ぽくてよいか。2023/07/02