目次
1章 すべては道より始まる
2章 道教聖地の地理的装置
3章 地域的信仰もやがて道教となる
4章 中国の祠廟文化にある地方色
5章 道教祠廟の立地と建築装置
6章 北京の道教、近代の歩み―正一教と全真教
7章 庶民の信仰習俗点描
著者等紹介
奈良行博[ナラユキヒロ]
1954年、京都市生まれ。関西大学大学院単位取得修了、2001年に文学博士。1987~89年、文部省(当時)の派遣留学生として北京大学哲学系に留学。この間、集中的に中国大陸の主要な道教寺院や名山名跡を単独で踏査。帰国後、数校の大学にて中国語などの非常勤講師を務めながら、道教信仰や生活文化に関わる実態調査を続行。2008年から大阪芸術大学短期大学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たみ
10
白黒写真が豊富、紙銭を炊き上げる人の様子や建物の外装内装が写真で見れたので嬉しい。江蘇省茅山には高さ33メートルの銅製の老君座像があるそうな。文革中の条文(宗教を信仰する自由と無神論を宣伝する自由をもつ)が改革解放中に変更され、宗教を「精神汚染」とする立場から方向転換することとなった→90年代の経済発展に伴い修廟や参詣などの活動が盛んになり観光地化が進んでいる場所も。他の道教関連本と合わせてゆっくり読ませて頂きました。山岳信仰、天・地・水、治水、薬効、黄、9。土地が広すぎて歴史がありすぎる。2016/02/04
すみの
0
さくっと読めて面白かった2023/12/17