集まると使える―80年代 運動の中の演劇と演劇の中の運動

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集まると使える―80年代 運動の中の演劇と演劇の中の運動

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907239374
  • NDC分類 775.1
  • Cコード C1074

出版社内容情報

1989年生まれ、異能の演出家・羽鳥嘉郎が1980年代演劇論に介入して、390超の脚注とともに再生を謀る。


アマチュア演劇、身体障害、ジェンダー、第三世界、反差別などのキーワードから選択された8本の論考を21世紀の日の本にさらすことで、目の前にある「演劇」と「運動」の分断に抗う一冊。


【本書のトピック】劇団態変、構成劇、神戸労演、ぶどう座、第三世界、大阪清掃部部落問題研究会、如月小春、絶対演劇派、メイエルホリド、ボアール、ブレヒト、青い芝の会…

はじめに




1章 身体障害 銀河叛乱・序説を読む

   解題 見るのは誰か??介助者と黒子と

   金満里「銀河叛乱・序説」(1984年)




2章 学芸会 構成劇の可能性を読む

   解題 小さい劇をどう積みあげるか??一人で書く作文とおおぜいの演劇

   湯山厚「構成劇の可能性」(1986年)




3章 観客組織 「芝居を心から楽しむ」運動のなかでを読む

   解題 企てられる側にとって未知のもの

   平田康 「『芝居を心から楽しむ』運動のなかで」(1986年)




4章 地域演劇 川村光夫の劇世界を読む

   解題 集まりの重なりと大きさ

   川村光夫、山田民雄、ふじたあさや、香川良成「川村光夫の劇世界」(1986年)




5章 第三世界 コラージュ・二十世紀民衆演劇語録を読む


   解題 方法を話すために

   民衆文化研究会編「コラージュ・二十世紀民衆演劇語録??トラムからマダン劇まで」(1983年)




6章 解放運動 劇「わしらが人間の中の人間や」に参加してを読む

   解題 参加できるか??差別と能力主義

   村田拓「劇『わしらが人間の中の人間や』に参加して??大阪清掃労働者の劇団『もえる』」(1992年)




7章 ジェンダー なぜ「アジア・女性・演劇」なのか?を読む

   解題 対話する人の顔のあるなし

   如月小春、岸田理生、外岡尚美、李静和、池内靖子、西堂行人、楫屋一之、松井憲太郎「なぜ『アジア・女性・演劇』なのか?」(1991年)




8章 絶対演劇 絶対演劇への入射角を読む

   解題 演劇は演劇である 動く

   瀬尾育生、井澤賢隆、豊島重之、海上宏美「絶対演劇の入射角」(1992年)




おわりに



文献表



索引

羽鳥 嘉郎[ハトリ ヨシロウ]
著・文・その他/編集

内容説明

アマチュア演劇・学芸会・身体障害・ジェンダー・解放運動・地域演劇…一九八〇年代の演劇論に一九八九年生まれの演出家が介入し、三九〇超の脚注とともに再生を謀る。

目次

1 身体障害―銀河叛乱・序説 を読む
2 学芸会―構成劇の可能性 を読む
3 観客組織―「芝居を心から楽しむ」運動のなかで を読む
4 地域演劇―川村光夫の劇世界 を読む
5 第三世界―コラージュ・二十世紀民衆演劇語録 を読む
6 解放運動―劇『わしらが人間の中の人間や』に参加して を読む
7 ジェンダー―なぜ「アジア・女性・演劇」なのか? を読む
8 絶対演劇―絶対演劇への入射角 を読む

著者等紹介

羽鳥嘉郎[ハトリヨシロウ]
演出家。1989年ブリュッセル生まれ。2009年より「けのび」代表。京都国際舞台芸術祭KYOTO EXPERIMENTフリンジ企画「使えるプログラム」ディレクター(2013‐2014年度)、TPAM―国際舞台芸術ミーティングin横浜アシスタント・ディレクター(2014‐2017年度)、「アジアン・アーティスト・インタビュー」プロジェクト・マネジメントなどに従事。立教大学現代心理学部映像身体学科兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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しゅん

10
演劇における教育、ジェンダー、労働運動などとの接触点を、現在の視点からまとめあげ、そこに新たな価値を見出す。地方の過疎貧困化や差別の根絶という当事者にとって実に切実なモメントに演劇はどのように介入できるのか。この本を読むと、演劇というもの自体がそもそも鑑賞するための「芸術」ではなく、生活における具体的な戦いのための「武器」なのではないかと思えてくる。教育者として、子供のためにコラージュ的な手法を用いた「構成劇」を作り続けた湯山厚の話がおもしろい。「教育」と「演劇」はほとんど不可分のものだと感じる。2019/10/30

阿部

2
演劇ー集団(集まること)ー運動(はたらきかけること)のさまざまな現れ方、そして現れ同士の関わりについて。2019/01/20

Yoshi

1
80年代~の演劇史。 障害、ジェンダー、観客等、話を切り張りしたような不思議な構成の本。 地域演劇やブレヒト、ベケットの話等。 自分の良く知るの演劇はエンターテイメント的なので、こうした社会と連結した演劇の考え方が取り込めるのは切り口が増えてよいですね。2019/01/08

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