内容説明
国連調査委員会「北朝鮮における人権調査報告書」全訳!責任追及されるべきは誰なのか?
目次
1 前書き
2 国連の委託した任務と調査委員会の方法論
3 北朝鮮の人権侵害の歴史的・政治的背景
4 調査結果
5 人道に対する罪
6 特に人道に対する罪の責任追及
7 結論および勧告
著者等紹介
宋允復[ソンユンボク]
1967年生まれの在日コリアン3世。「統一日報」記者を経て、2003年から民放キー局の報道番組で企画・コーディネーターとして活躍。1995年から北朝鮮の人権に関わるNGOに参画する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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BLACK無糖好き
22
本書は2014年に国連調査委員会が国連人権理事会に提出した北朝鮮の人権侵害に関する報告書の日本語訳。予想を遥かに超えるほどの詳細な記述。北朝鮮から中国へ脱出した人たちが捕らえられ、強制送還された後に受ける仕打ちは凄まじいものがある。とりわけ中国人の子供を宿したと思われる妊婦に対する拷問は、読んでいて吐き気を催す。政治犯収容所や飢餓に関しても、人道に対する罪として極めて深刻な問題である。北朝鮮については核・ミサイル問題がクローズアップされやすいが、この人権問題も傍観すべきではないと改めて痛感した。2021/02/14




