内容説明
ポルシェ956/962CからランチアLC2、ジャガーXJR、ザウバーC9、童夢RC83、ニッサンR90CP、マツダ787B…錚々たるレーシングカーが綺羅星のごとく名を連ねたグループC。まさしく、モータースポーツ熱狂の時代であった。その情熱からほとばしった汗の一粒一粒を、勝負の残した傷跡のひとつひとつを、歓喜し絶望するひとりひとりを、限りなく美しく切り取った写真がある。それらをまとめたのが本写真集だ。1981年から1991年までのルマンに舞台を絞り、Cカーの魅力に焦点を絞り、耐久レースという物語に照準を絞った。ページを繰れば、あの甲高いエンジンサウンドが聞こえてくるような気がする。あの熱狂を、もう一度。
著者等紹介
原富治雄[ハラフジオ]
1950年東京生まれ。会社務めの傍ら、東京写真専門学院へ入学。卒業後、広告代理店のスタッフカメラマンとして二輪車を中心に広告用写真の撮影に携わる。75年に退社、以降フリーに。76年にF1日本GPを取材、翌年には初の海外レース、デイトナ200マイルを取材。83年より本格的にF1を中心にモータースポーツ取材を開始。2009年30年間続けたF1取材を休止、現在に至る。作品の多くは76年よりCAR GRAPHICのスポーツページを飾った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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