松浦武四郎入門―幕末の探検家

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  • サイズ A5判/ページ数 144p
  • 商品コード 9784907208127
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

出版社内容情報

蝦夷地を探査しアイヌの人権を訴えた幕末の探検家、松浦武四郎の生誕200年・北海道命名150年を記念した入門書 松浦武四郎は三重県松阪市に生まれ、全国を旅して百冊以上の書物を出版しました。幕末期に、未開と言われた蝦夷地も六度にわたり探査。知られざるアイヌ文化を内地へ紹介するとともに、蝦夷地に代わる名称として「北加伊道」を上申したことから“北海道の名付け親”と言われています。
 好奇心と愛と冒険心に満ちた武四郎の生涯を「松浦武四郎記念館」主任学芸員の山本命氏が執筆。東西蝦夷山川地理取調図(全26枚)や、北海道に散在する武四郎碑ガイドも収録。武四郎のすべてがわかる入門書。
 明治150年で、幕末・維新への関心が高まる今こそ読んでおきたい一冊です。

<本書の主な内容>
○巻頭グラビア
羊蹄山、阿寒湖...武四郎が歩いた風景をカラー写真で

○松浦武四郎の生涯
「松浦武四郎記念館」主任学芸員の山本命氏が執筆。
武四郎直筆の取材メモや著作物などの写真多数。

○東西蝦夷山川地理取調図
武四郎が北海道中を歩いて完成させた、9800ものアイヌ語地名が記された地図(全26枚)を完全収録。

○北海道の武四郎碑めぐり
北海道には松浦武四郎の顕彰碑が50以上あり、アプローチしやすい30数カ所をわかりやすくガイド。

○武四郎のふるさと三重県松阪市三雲町
伊勢街道沿いにある武四郎の生家や記念館を紹介

○武四郎の著作物/関連書籍/略年譜など

●オビ 三重県知事、北海道知事の推薦コメント

山本 命[ヤマモトメイ]
著・文・その他

内容説明

生誕200年・北海道命名150年。三重県松阪市に生まれ、諸国を旅して百冊以上の書物を出版。幕末の蝦夷地を探査し、知られざるアイヌ文化を全国へ紹介。蝦夷地に替わる道名・国郡名を上申し“北海道の名付け親”と慕われる男の、愛と冒険心に満ちた生涯。

目次

旅に生きた小さな巨人
武四郎が歩いた風景
旅こそ人生―松浦武四郎の生涯
東西蝦夷山川地理取調図・全26枚
蝦夷地探査ルート
松浦武四郎への旅(北海道の武四郎碑;ふるさと三重県松阪市)
資料編 おもな著作物・関連書籍・略年表

著者等紹介

山本命[ヤマモトメイ]
1976年大阪府生まれ。奈良大学文化財学科卒業後、三重大学大学院人文社会学研究科へ進み、2001年に中退。同年4月より松浦武四郎記念館学芸員となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼちぼちいこか

11
北海道の地名の名付け親である。なぜそのような経緯になったのか知りたくて読み始める。すごいパワーの持ち主だ。特に北海道に対しては先住民のアイヌの人々に寄り添い、持論を言い続けていた。そのため、命を狙われることもあった。身長145㎝の小さな体に日本中を歩き続け、調査した。凄い。2019/07/18

yoneyama

10
三重県松坂出身とのことで、地元記念館の刊。1000圓。図録のように関係写真と解説もよくまとまっている。少年期タケちゃんと呼ばれていたと。伊勢神宮の通り道の生家で、旅に憧れた動機が納得。地の果て青森・尻屋崎で、伊勢様近所から来たことで排他的な部落からも歓迎された話が面白い。天保の飢饉、天災、疫病の大災害期に17歳で諸国流浪の旅に出た、その足取りを残すルポを書き、手に職付けて自力で旅行。旅に出るなら17歳だよ。今年17歳で、娘が旅に出ることになった。蝦夷探検というマスターピースへの途上を楽しく読んだ。2021/06/24

hr

2
松浦武四郎研究の第一人者による入門書。ここまで整った評伝は他に見当たらない。歴史的事実をつなげて行くことが中心だが、武四郎への共感が横溢しているのと、その結果、武四郎の人柄が生き生きと伝わってくるので、読みやすい。本文だけでなく、巻末の資料も充実しており、楽しめた。この本で明治5年の「修験道禁止令」を知る。北海道での仕事をしていた頃の武四郎が、島義勇と同僚だったとは知らなかった。2018/03/20

Yohei Kameya

0
3年前に松坂を訪問した時に北海道の名付け人の松浦武四郎を知る。そしてやっとこさ記念館に行き、松浦武四郎の事を知りたくなり記念館に購入。北海道の探検家という以外にもとても面白い人だった。その松浦武四郎の事がとても分かりやすくまとめてある良書。 写真や絵などが豊富で飽きない。 この人の歌 「心せよえみしもおなじ人にしてこの国民の数ならぬかは」 はとても考えさせる考えだ。 覚えておけ蝦夷も同じ人間でありこの国の民という事を!!2025/07/21

三原城の守り人

0
2021/11/10

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