思想地図β 〈vol.4-2〉 福島第一原発観光地化計画

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  • サイズ B5判/ページ数 191p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784907188023
  • NDC分類 304
  • Cコード C0010

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

38
果たして、観光なのか? 光なのか、原発事故というものは。放射能被曝は既に東京都民もしているわけで、出来る限り被爆しないことが肝心だと思う。ただ、私は現地を訪れていないが、編集者らは現地調査している。それは尊重したい。双葉町商店街の看板で、原子力明るい未来のエネルギーを考案した当時の小学6年生は、後悔し、原子力破滅未来のエネルギーと訂正したという(036頁右上)。読むにつれて、観光という呼称に違和感を感じるのは私だけか? 光を見るのではなく、ダークツーリズム(DT)のように、暗部を見るのだから、2016/01/07

きいち

24
しばらく双葉や南相馬からの避難者の方々を支える活動に携わっていたので、豊洲や騎西で出会ったあの人たちはどう受け取るのだろうか、案じながら読んだ。◇もちろん、それはわからない。でも、風化と忘却を許さないという真摯さは、日々風化と戦う人びとには強く伝わるはずだ。忘れておきたい、触れずに済ましたいという僕ら非当事者の欲望はそれほど強くて、しかもそれはマジメな顔をしたりしていて、抵抗しても無力感すら漂わせる。だから、「観光地化」を叫ぶ、こんな爆薬こそが必要なのだ。◇それにしても、宇宙港提案の堀江貴文、流石やなあ。2013/12/17

tapioka

21
タイトルで嫌悪感を感じる人がいるかもしれませんが、福島第一原発の事故を風化させないという強い想いから真剣に考えられた観光地化計画案が凝縮された本。チェルノブイリでも行われている、被災地を観光するダークツーリズムの考えを柱として、食、インフラ、テーマパーク、モニュメントなど様々な視点から提案がなされています。裏付けもしっかりしており納得できる内容ばかりです。ページ以上のボリューム感がありますが、堅実な国や役所では思いつかない内容なので、原発事故と今後どうやって向き合っていくかを考えるには一読の価値ありです。2014/05/01

nbhd

13
来年で震災から10年。年内に仕事で福島に行く機会ができた。けど、なんだかモヤモヤしていて、このモヤモヤと向きあうために読み始めた。東さんは、この計画を「悲劇と欲望の交差点」と紹介している。悲劇を風化させないために、観光的な欲望と接続するということだ。賛否両論あったようだが、ぼくは「あり」だ。東京に住む人としては、福島を行きたくなる場所にするしか、復興の道はないというのが本音。そういえば、昭和の建築家たちも東京湾に海上都市を!とかドでかい想像力をぶちあげていた。福島で、おもしろいとこ見つけてこようと思う。2020/11/11

苦虫

10
時期的にもう良いかな~と思っていたが、読メで「クッソ面白い」との絶賛を見て。図らずも大震災後の社会学の後に読み、タイミング的には良し。近未来のガイドブックを見ているようなSF感もあり、真面目なダークツーリズム論もあり。観光地化反対派のとっかかりは「ダーク」という語感なんだろうなぁという感想。基本的に明るくて前向きな内容でした。開沼博さんによる食という切り口と、駒崎さんの教育の場という切り口が面白い。やはり無力さは感じたもののまぁ提言活動として評価されるべきかと。Yahoo投票では反対多数とのこと。2015/01/12

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