内容説明
誰にでもある、忘れてしまいそうな「片すみの記憶」その小さな記憶を拾い、今を考え、近い将来を模索する。「団塊の世代」２８０万人が、１０年後は後期高齢者に。一足早く７０歳台に突入した著者が考える過去と今。迎える終活時代の生き方とは？「記憶の引き出し」「リッチモンドの風」に続く、『第３回啄木・賢治のふるさと「岩手日報随筆賞」最優秀賞』受賞者、珠玉の随筆第３集。
目次
１ 人間はすごい（俳句の漢訳；居直りの詩 ほか）
２ 鳥たちの歌（三日月；ススキ ほか）
３ 歴史を繰り返す（保険約款と選挙公約；八戸藩志和代官所―盛岡藩の中にある八戸領 ほか）
４ ウサギ追いし（赤とんぼ；シクラメン ほか）
５ 残るはひとつ（旧暦の年賀状；日記 ほか）
著者等紹介
野中康行［ノナカヤスユキ］
昭和１８（１９４３）年岩手県紫波郡紫波町生まれ。平成４（１９９２）年第４６回岩手芸術祭県民文芸作品集・随筆部門優秀賞。平成６（１９９４）年第４７回岩手芸術祭県民文芸作品集・随筆部門優秀賞。平成１４（２００２）年第５５回岩手芸術祭県民文芸作品集・随筆部門芸術祭賞。平成１４（２００２）年第１７回岩手日報文学賞・随筆賞佳作入賞。平成１５（２００３）年第１８回岩手日報文学賞・随筆賞佳作入賞。平成１８（２００６）年第１回啄木・賢治のふるさと『岩手日報随筆賞』優秀賞。平成１９（２００７）年第２回啄木・賢治のふるさと『岩手日報随筆賞』優秀賞。平成３０（２００８）年第３回啄木・賢治のふるさと『岩手日報随筆賞』最優秀賞。現在岩手芸術祭実行委員・県民文芸集（随筆部門）選者、花巻市民芸術祭文芸大会選者。文芸誌『天気図』同人（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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