内容説明
システム障害の組織的要因、システム構成、システム部門運営、ベンダー管理、プロジェクトマネジメントまでこの一冊で学ぶ。
目次
第1章 システム障害を起こさない―競争激化時代の銀行経営で生き残っていく必要条件(競争激化時代の銀行経営で生き残っていくためのシステム対応;システム障害発生―原因と責任の所在)
第2章 銀行システムの基礎知識―正しい経営判断のために最低限必要となる銀行システムの知識と常識(銀行システムの歴史と変遷;銀行システムの特徴と要件 ほか)
第3章 銀行システム部の運営―戦略的で強い銀行システム部門を構築するための考え方(システム部門の役割;システム部門の仕事 ほか)
第4章 プロジェクトマネジメントの基本―経営陣が理解しておくべき、システム障害とトラブル回避に不可欠なプロジェクトマネジメントの要諦(プロジェクトとプロジェクトマネジメント手法;システム統合、システム移行プロジェクトへの対応)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
92
銀行の業務やシステムの歴史が分かって面白かった。昔は人手作業の自動化•効率化が主眼だったが、今は人間ではできないことをシステムでやらせる時代。だから、システムに障害が起こった時に、人間が肩代わりできないのだという。銀行の商品はシステム抜きには考えられず、本書では「商品=システム」と言い切っている。金融庁との付き合い方など、銀行に特化した話も若干あるものの、大部分は他の業種の企業のシステム部門でも必要な知識だろうと思った。2015/09/10
KAZOO
6
銀行システムというと、日本の銀行の中ではマイナーな位置づけです。ですからこの担当となったとたんに今までとは異なった勉強をしなくてはならないので非常に大変なことだと考えられています。アメリカの大手銀行や日本のメガバンクもそれなりに人材を育てつつあるのですが、銀行の中ではマイナーな位置づけであります。そのための本なのですが、今までにこのような本はなかったので役に立ちます。システムの歴史なども書かれていていいと思います。ただそれにしても部数が少ないためか値段が高すぎの感があります。半値くらいでもいいと思います。2014/05/01
h t
1
銀行システムについて簡潔にまとまっていたり、銀行側からみたシステムのあるべき姿とかがまとまってる。なんとなく裏表紙みたらこの本7800円するらしい。この内容でこの値段は割に合わねえぞ。2013/07/20
あきら
0
銀行システムに携わるSEなら、1度は読んでおくべき。第一次オンラインシステム~の歴史も学べる。2016/08/08