内容説明
大学在学中、陸軍に志願した火野。だが「コミニスト」として要注意人物に。除隊後、小説を棄て沖仲仕労働組合結成に進んでいく彼を待ち受けたものは―。あの長編の戦争小説を描いた、著者の生き方の原点とは?
著者等紹介
火野葦平[ヒノアシヘイ]
1907年1月、福岡県若松市生まれ。本名、玉井勝則。早稲田大学文学部英文科中退。1937年9月、陸軍伍長として召集される。1938年『糞尿譚』で第6回芥川賞受賞。このため中支派遣軍報道部に転属となり、以後、アジア・太平洋各地の戦線に従軍。1960年1月23日、死去(自死)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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