内容説明
大検証(粛清)で約5万人が殺害された日本軍占領下のシンガポール。アジア・太平洋戦争のもう一つの戦場マレー半島・シンガポール―そこには今も日本軍とイギリス軍・現地民衆との間の、激しい戦闘の跡が残る。280枚の写真とエッセイでその足跡を辿る!
目次
第1章 市街地中心部の戦争の傷痕を歩く―「昭南島」と呼ばれた時代を知っていますか?
第2章 ジョホール・バル―シンガポール上陸戦の戦跡
第3章 激戦地ブキ・ティマに残る兵どもが夢の跡
第4章 日英軍の最後の激戦地パシル・パンジャン
第5章 無用の砦になってしまったセントーサ砲台
第6章 英軍最後の航空基地となったカラン・エアポート
第7章 捕虜たちが収容された英軍の要塞・チャンギ
第8章 戦争で斃れた兵士たちの眠る記念碑
第9章 解説・日本軍のマレー・シンガポール侵攻と占領
著者等紹介
小西誠[コニシマコト]
1949年、宮崎県生まれ。航空自衛隊生徒隊第10期生。軍事ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高木正雄
2
151頁にある寺内総司令官の墓が大きいからたいってなぜ日本人の人間性が問われるのかわからない。寺内寿一が無縁仏だと日本人は高尚な民族だということになるのか?連合軍による戦犯裁判が不徹底だという論調も理解できない。2024/06/29
怠
1
何度も訪れたことがあるし、セントーサの戦争博物館なども連れて行かれたことがあったのに、何も見ていなかったし、記憶もしていなかった。目を背けていたのだろう。華人大検証。残酷で空恐ろしい。戦争は人を狂気に導く。平和な生活をおくれる現状の環境に感謝。2014/10/20