内容説明
図書館は人だ。人=司書がいる限り図書館に未来はある!歳を重ね早朝覚醒にも慣れてきた“魔女”の最新エッセイ集!
目次
1 図書館トピックス(サグレスの小さな図書館;「世界ふれあい街歩き」にみる小さな図書館;蘆薈の花 ほか)
2 本をめぐって(図書館のにおいにひかれる少女『霧のむこうのふしぎな町』;人間の崇高さの極限を示す『収容所のプルースト』;生来のジャーナリスト魂を持つ『リンドグレーンの戦争日記 1939‐1945』 ほか)
3 映画をめぐって(その旋律はあなたのもとへと連れ戻す『フランス組曲』;自分がじぶんであることを貫くために『リリーのすべて』;自由へと疾走する少女たち『裸足の季節』 ほか)
著者等紹介
大島真理[オオシママリ]
1948年宮城県生まれ。山形大学卒業。東北大学附属図書館、91‐92年アメリカウェスト・バージニア工科大学図書館にてインターン。元東北福祉大学准教授(図書館学)、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うー(今年も遅くなります)
11
図書館、本、映画について。 芯がしっかりして揺るぎないから、読んでいて小気味良かった。2020/03/25
timeturner
5
図書館学の専門家による図書館、本、映画、旅行、講演会などの記録で、正直言ってブログ記事をまとめたような感もあるけれど、広範な教養が垣間見えるレビューはとても勉強になる。古希を過ぎてまだ旺盛な好奇心が素晴らしい。2020/07/20
がんぞ
2
「日韓通信サイカ」に書評連載していたので自ずと思想が朝鮮寄りになっている/p92「ポツダム宣言を受け入れていたら広島長崎の惨禍は防げたのに」受諾を通知したあと大阪は大空襲を受けたのです?使い残りの原子爆弾を落とさなかったはず無いでしょう/p149『コスタリカの奇跡』書評;憲法9条を説いたら最強の平和国家になれるのに。いまからでも遅くないと思いたい←対馬も「自国のもの」と言っている国がありAEZに侵入して魚とっていた。そもそもアメリカに守ってもらえる前提なのに、沖縄の移転工事に反対するのは危険を招来と言えよ2022/11/11
必殺!パート仕事人
1
前作に続いて図書館トピックス。多賀城市立図書館もけちょんけちょんでした。とにかく配架がひどいそうです。学生の頃、資格取得とは別にインターンさせてもらった所。TUTAYAになってから私も怖くて行けなかったのだけれど、やはりか。図書館界の有名人、前川恒雄氏の経歴が興味深い。日本図書館協会の中の政治的な云々も興味津々。https://www.asahi-net.or.jp/~yt8m-sgmt/lib/tosyokan.htm2023/11/05
sazen
1
★★大島さんは二十年くらい前によく読んでいたエッセイスト。「無口な本と〜」から始まった魔女シリーズは出版されるたびに楽しみにしていた。ここに来て、ずっと途絶えていた彼女の新刊を発見!うわ、懐かしい!と喜んだものの…。以前は作品ごとに著作内で紹介されている本や映画にわくわくして、読んでみたいものが続出していたものだけど…。今回は小難しいし、予備知識がないと楽しめなさそうなものばかり。しかも、主語が抜けている文が多くて意味を把握しづらい上、変なところにしょっちゅう「?」マークが出てきて読みにくい。残念。2020/04/19