感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sayan
9
著者は、生活保護受給者の就労支援を担当する。本書は著者が担当した支援ケースのエッセイ集である。支援者の苦労話、といよりも、どうケースに向き合い、伴走し、そのなかに自身の「やりがい」を見出したか、といった内容。なじみがない分野の本ではあったが、著者の視点に共感できる部分は多く読後感も良かった。統計によると定住外国人が増えている中で、一時的にセーフティネットが必要な層も今よりも増加するかもしれない。生保脱却に向けて、多様な背景に対応した外国人向けの専門性を有する就労支援員を必要とする自治体はすでに多いのかも。2018/06/03
みーあ
1
★3 就労支援の勉強会のテキスト。なじみの薄い、生活保護者の就労支援について。支援することが難しい、信頼関係を作りにくい求職者に、納税サイドに変わってもらうこと、大変そう。元気な高齢者、子育て中のお母さんの支援の方が、私はやりやすい。知らないことをたくさん知ることが出来た。が、この分野を掘ろうとは思わない。2018/11/10