内容説明
楽屋・女形・黒御簾などの専門用語や、江戸時代からつづく歴史をやさしく解説。がんどう返しやひきぬき・ぶっかえりなど、歌舞伎ならではの「けれん」がたっぷり。人気演目の名場面や、「知らざあいってきかせやしょう」の名ぜりふも紹介。めくってびっくり!楽しいしかけ絵本。
著者等紹介
庄司三智子[ショウジミチコ]
武蔵野美術大学油絵学科卒業
古井戸秀夫[フルイドヒデオ]
早稲田大学演劇科卒業。同教授を経て東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学専攻教授。専攻は演劇学・舞踊学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よこたん
46
芝居小屋の精霊?「かぶきわらし」くんが、バックヤードも含めて歌舞伎を紹介。舞台装置や用語も見やすくわかりやすくて楽しい。『白浪五人男』で、“もうつかまる! という場面なのに、ひとりずつ自己紹介。”で笑ってしまう。これが歌舞伎の醍醐味なんだよね。ちょっとしたしかけ絵本の構成がダイナミックで見ごたえあり。ややめくりにくいけど。若い頃歌舞伎にはまっていた時期に見ていた演目が出てくると、それだけで嬉しい。また行ってみたいと思ってしまう。小学校教科書関連のコーナーにあったので、どこかの教科書に載っているのかな。2022/06/06
ヒラP@ehon.gohon
14
歌舞伎の舞台裏から表舞台まで、仕掛けも使って解りやすく紹介しています。でも、読者層が見えづらいかなぁ。2020/11/12
雨巫女。@新潮部
11
《本屋》歌舞伎の入門として、わかりやすい。2023/10/03
tan
1
かぶきわらしが、歌舞伎の世界をご案内。白浪五人男の演目の紹介から、大仕掛けの舞台装置、衣装の早替えなど、しかけ絵本でバックヤードを見せてくれる。ルビつきなので小さい子も読めるが高学年くらいが面白いかな。2023/05/26