あかずきんちゃん

カトウ シンジ【著】

出版ワークス（2018/09発売）

• サイズ A4判／ページ数 32p／高さ 27cm
• 商品コード 9784907108243
• NDC分類 E
• Cコード C8771

出版社内容情報

グリム童話の中でも一、二を争う知名度と人気を誇る「あかずきん」を、カトウシンジが独自の視点で描いた新感覚のファンタジー物語。雑貨デザイナー・絵本作家であるカトウシンジが描く「あかずきんちゃん」。
ステレオタイプな「あかずきんちゃん」のストーリーと絵柄のイメージとはほど遠い、斬新な「あかずきんちゃん」がここに誕生しました。本作には、「小さくて、か弱い女の子」も「恐ろしいオオカミ」も登場しません。「活発でおしゃまなあかずきんちゃん」と「優しくて気弱なオオカミのこども」との絆を、たっぷりのユーモアと少しのペーソスで紡いでいます。物語の終盤に登場する「あかずきんちゃん」と「オオカミのこども」と「おばあちゃん」、３者の交流を描いた場面は、読者の心をきっと潤すことでしょう。また、クロスカッティング（異なる場所で同時に起きている2つ以上のシーンを、短く交互に繋ぐこと）の技法を取り入れた画面構成も見物です。

カトウシンジ［カトウシンジ］
著・文・その他

内容説明

これって赤ずきんちゃん！？オオカミとあかずきんちゃんのちょっとふしぎなものがたり。

著者等紹介

カトウシンジ［カトウシンジ］
雑貨・靴・絵本・ジュエリー等、４０年を超えるキャリアの中で１００００点以上の様々なデザインを世の中に送り出しているＳｈｉｎｚｉ　Ｋａｔｏｈ。ディズニー、ポケモン、ウルトラ怪獣、アトム等のコラボレーション作品も多数。地球環境をテーマにした北極熊の兄弟「そらべあ」のキャラクターを制作。「そらべあの活動」が２０１０年環境大臣賞を、２０１２年には第一回ソーラーアワードを受賞。絵本制作にも精力的に取り組み『あこがれのチュチュ』『ポケットいっぱい』（出版ワークス）を含む２５冊以上の絵本が出版されている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ハミング♪♪@LIVE ON LIVE]

ボローニャ展の絵本コーナーにて。あかずきんちゃんとオオカミの予想外にほっこりするお話♪なるほど、噂や思い込みで近づかないようにしているものでも、一度関わってみると、案外違ったりするから、「百聞は一見にしかず」だね。お母さんを失くして、ひとりぼっちだったオオカミに待望のお友達ができて、良かったね☆抱きしめられている暖かさと安心感はまるでお母さんに守られているよう。

2019/08/25

[ぷっくん]

2歳の娘に寝る前の読み聞かせ。普通の赤ずきんちゃんではなくて、おおかみと仲良くなる可愛い話です(^-^)

2019/12/15

[みさどん]

いろいろな解釈や展開があっていい古典話。オオカミの子どもが怖がりのいいやつで、あかずきんはとっても威勢の良い女の子。ハッピーエンドだけど、最後に二人組の猟師が窓からみんなの様子を見るってところで、もうひとひねりがあるかなと思えた。原作を読んでからの一冊にするべし。

2023/06/15

[kokotwin]

現代版というのかあかずきんちゃんの子孫というか。 あかずきんちゃんのお話がずーっと前にあって、その頃のおおかみとあまりに違うというか、その時の教訓をおおかみたちが受け継いで、人間には近づくな！って。面白かった。おおかみさんお友達できてよかったね。

2020/09/18