日本語と哲学の問題

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  • サイズ B6判/ページ数 70p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907105068
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0010

出版社内容情報

この小論において試みるのは、日本語という一つの特殊な言語を通じてこの民族の精神的活動の根本的な一面を解釈しようとする精神史的な考察である。(本文5P)

―とにかく我々は問うてみる、「あるということはどういうことであるか。」(本文30P)


ドイツ留学でハイデッガーの『存在と時間』に刺激を受けた和辻が、日本語で存在論的問いをたてるための基礎付けを試みた論文。

国民の精神的特性が言語の構造にあらわれると考える和辻は、まず、日本語に名詞の性や動詞の人称が無いことや、「てにをは」など助詞の多さについて考え、日本語が理論的方面ではなく芸術的方面に発達した言語であると指摘する。

次に「もの」「こと」「ある」「いうこと」という、4つの日常のことばの意味を整理し、輸入された外国語ではなく真に日本語で哲学するための基礎付けを目指した。

【目次】

1 国民的特性としての言語
2 日本語の特質
3 日本語と哲学の問題
4 「こと」の意義
5 「いうこと」の意義
6 言う者は誰であるか
7 「ある」の意義

1 国民的特性としての言語
2 日本語の特質
3 日本語と哲学の問題
4 「こと」の意義
5 「いうこと」の意義
6 言う者は誰であるか
7 「ある」の意義

和辻哲郎[ワツジテツロウ]
和辻哲郎(わつじ・てつろう 1889?1960)
兵庫県神崎郡砥堀村仁豊野(現在の兵庫県姫路市)に生まれる。倫理学者、哲学者。著書に『古寺巡礼』『風土』『倫理学』『日本精神史研究』など。

内容説明

ハイデッガーの『存在と時間』に刺激を受けた和辻が、ドイツ留学から帰国後に取り組んだ論文。「もの」「こと」「ある」「いうこと」など、日常のことばの意味を整理し、輸入された外国語ではなく真に日本語で哲学するための基礎付けを目指した。

目次

1 国民的特性としての言語
2 日本語の特質
3 日本語と哲学の問題
4 「こと」の意義
5 「いうこと」の意義
6 言う者は誰であるか
7 「ある」の意義

著者等紹介

和辻哲郎[ワツジテツロウ]
1889‐1960。兵庫県神崎郡砥堀村仁豊野(現在の姫路市仁豊野)に生まれる。倫理学者、哲学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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1
◯森有正の『経験と思想』における日本語分析の着想を得たと思われる本。日本語と精神や思考との関係性の議論に先鞭をつけた七章立ての短い冊子。◯フンボルトや田辺に想を得て、当然ハイデガーの影響もありつつ、言語を民族に特有なる経験の表現、民族の精神的特性そのものとして考察する。◯意外と得られるものは少なかった。というのも後半は「あるといふこととはどういふことであるか」という哲学の根本問題を和辻のお得意な解釈学的方法で分解しながら考えていくのだが、何言ってんのか全然分からない。読むのは最初の二章だけでいい。2024/01/10

edamamekirai

1
面白い。哲学というよりは日本語分析がほとんど。ただ、「或」と「有」の区別とかの話は、恣意的に詰め込んでいるようにも思えた。哲学の問題を「あるということはどういうことであるか」とあえてひらがな表記にするのは清らかな意図からですか?2017/12/17

ふみ乃や文屋

0
薄いので流し読みするのであればすぐに終わる。けれども、哲学の知識が極端に少ない私にはやや難解。哲学は、独特の用語やその解釈が難しいからかもしれない。読みたいけど読めない。読めないけど読みたい。2016/12/11

doctor bessy

0
日本語を日本語で哲学をしている。と思っているが、著者の主張が理解できた自信はない。けれど、哲学とは何かということについて、ほんの少し分かった気がする。2022/05/31

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