内容説明
好きな言葉?それは「行動」さ。世界的アーティストにして人権活動家。アジアのきら星が放つロックな語録。
目次
表現の自由
芸術と行動主義について
政府、権力、善悪の見極めについて
ディジタル化された世界について
歴史、歴史的瞬間、未来について
私的な随想
著者等紹介
アイウェイウェイ[アイウェイウェイ]
艾未未。1957年、中国現代詩壇を代表する詩人アイ・チンを父に北京で生まれる。まもなく下放された父に伴って一家で新疆ウイグル自治区に移住し、一六年間を過ごす。78年北京フィルムアカデミーに入学するが、すぐに渡米。ニューヨークを中心に滞在し、西洋の近現代美術を出会う。93年に帰国し、アメリカでの経験や知識を還元すべく出版や展覧会の企画を行い、多数の建築プロジェクトにも携わる。2007年の「ドクメンタ」展、および08年の北京五輪メインスタジアム「鳥の巣」の設計で、一躍国際的にその名を知られる
木下哲夫[キノシタテツオ]
翻訳家、詩人。1950年生まれ。京都大学卒業後、パリ大三大学英文学科で学ぶ。美術書を中心に多数の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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二階堂聖
1
反政府的立場をとり、世界で最もパワフルなアーティストのひとりであるというアイ・ウェイウェイの言葉集。アイ・ウェイウェイ氏のことをよく知らなかったが、ひとまずもっと知りたくなることは請け合い。『芸術家ならだれでも、表現の自由を守り、その力をひろげるためにあらゆる手段を講じる責任があるとおもう。(P34)』表現の自由もろもろについては日本も参考にすべきことが多くあるかもしれない。2014/05/23
kitarou
0
芸術は政治とは決して無縁ではない。人権を軽んじる国に生まれたにもかかわらず、逃げ出すことなく国内での戦いを続ける。強靭な精神力には感銘すら受ける。中国ははたして私たちが思うような常識的な国に変わることができるのだろうか。2014/05/11
faa
0
中国人(雲南省出身)の友人は、好きだ。でも、中国共産党は嫌いだ。 中国には あらゆる分野で優れた人がたくさんいると思う。アイウェイウェイはその一人で、芸術を通して自由を追及する。ブログもツイッターも、当局からいつ抹消されるか わからないけれど果敢に発言。 無秩序な政策は中国はもちろん世界にとって、大きな損失だと思う。2014/02/08
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