隔離の文学―ハンセン病療養所の自己表現史 (増補新装版)

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隔離の文学―ハンセン病療養所の自己表現史 (増補新装版)

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  • サイズ 46判/ページ数 380p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784907078522
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0036

内容説明

サントリー学芸賞作家の原点。生命の砦か 隔離の檻か。閉ざされた世界の抑圧された人々が描きだす近現代日本―。刻々と消えゆく、美しくも痛ましい作品に寄り添いつつ、文学は生命の重みを描き得るのかを問う意欲作。新資料から療養所の性的少数者への考察を加えた増補新装版。

目次

第一章 隔離する文学―「癩予防協会」と患者文学の諸相(療養所における文学の誕生;患者を誘う言葉;隔離の自画像;結びにかえて)
第二章 「断種」を語る文学―ハンセン病患者の文学にみる優生思想(園内結婚と「断種」;「癩予防協会」募集原稿に見られる「断種」観;戦後文学に見られる「断種」観;結びにかえて)
第三章 〈身振り〉としての「作家」―北條民雄の日記精読(二冊の日記;療養所の変化と知識人;〈身振り〉としての「作家」;強くて弱い自己;補節 「相談所患者」という存在)
第四章 「癩」の「隠喩」と「いのち」の「隠喩」―北條民雄「いのちの初夜」と同時代(「癩文学」の季節;「文学そのもの」という価値観;「いのちの初夜」読解;補節 戦後から見た北條民雄)
第五章 御歌と〈救癩〉―近代皇族の文学はいかに問い得るのか(両大戦間期の皇室変容と隔離政策;貞明皇后と〈救癩〉;御歌と神格化;一九五〇年代の優生手術;詩「無精卵」再読―「異質さ」の所以は問えるのか;結びにかえて)

著者等紹介

荒井裕樹[アライユウキ]
1980年東京都生まれ。二松學舎大学文学部教授。文筆家。専門は障害者文化論、日本近現代文学。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。2022年、第15回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞受賞。2025年、第47回サントリー学芸賞(芸術・文学部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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