内容説明
ウズラ、ヤマドリ、キジ、イカル、ホトトギス―伊勢神宮“鎮守の森”に飛来する野鳥の生態を四十年以上にわたり観測し、自然と共に生きることの本質を考究した貴重な記録です。書名は、イカルの鳴き声が「伊勢イイトコネッ」と言っているように聞こえる、という「鳥の聞きなし」の紹介からとりました。講演録、新聞連載、ラジオ放送台本…いつでも机上に置いて、お好きなページからお好きな分だけお読みください。
目次
第1章 講演録(神宮の森;森と鳥 ほか)
第2章 エッセイ(カラスの知恵;森林と環境の係わり ほか)
第3章 野鳥について(ツバメ;レンジャク ほか)
第4章 伊勢神宮の自然―主に内宮神域と宮域林の鳥類変化等について(想い出;野鳥の変化と記録)
第5章 第六十二回式年遷宮と、神宮司庁舎に衝突した鳥(神宮林の環境の変化;内宮神苑の鳥類について ほか)
著者等紹介
杉浦邦彦[スギウラクニヒコ]
昭和7年5月6日、愛知県清州市に生まれる。31年、三重大学農学部林学科を卒業後、神宮司庁に入庁、営林部に所属。平成10年、同庁財務部管財課を経て退職後は、財団法人三重県環境保全事業団嘱託専門員として、三重の自然観察と保護に取り組む。日本野鳥の会三重支部(元三重野鳥の会)初代支部長。財団法人日本鳥類保護連盟評議員・専門員。国土交通省河川水辺の国勢調査アドバイザー。環境省希少野生動植物種保存推進員。三重県自然環境保全審議会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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