内容説明
答えがわかると生きやすくなる。自分を解放する仏教の考え方。
目次
第1章 人はなぜ生きるのか
第2章 死は終わりではない
第3章 苦しみのない世界はあるか
第4章 自分に絶望してはいけない
第5章 生きるのがつらくなるとき
第6章 なぜ殺してはいけないか
終章 瞑想で自分を楽にする
著者等紹介
牧野宗永[マキノソウエイ]
佛教大学の仏教学科に入学。チベット密教の教義と実践を学ぶためにネパールのカトマンドゥへ留学、過酷な前行を2回成就させ、チベット仏教ニンマ派の伝える密教の教えであるゾクチェンの最奥の伝授を受ける。約8年間チベット仏教僧院に滞在する。帰国後、チベット仏教の叡智を美術や教育を通して伝える「仏教文化コミュニケーター」として活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おいかわ
5
「なぜ殺してはいけないか」というテーマ。伊坂さんのマリアビートルを読んでひっかかっていた。王子はこの仏教的な考えを聞いても失望するのだろうか(笑)。自分の行いが巡り巡って自分に返ってくるという仏教の考えは、本当にその通りだと思う。《「自分が大切に扱われていない」と主張する人は、だいたいが攻撃的でその人自身も周りの人を大切に扱っていない》《人が裏切られるのは「この人"だけ"は信頼できる(この人が裏切るはずがない)」と主観的に思い込んでいるときだけである》《「自分」というものは存在しない》執着を手離せ。2015/12/16
はしも
1
殺すなど以ての外だと考えますが、普段食べている、鳥豚牛魚介類植物たち等を頂いているわけで、矛盾しているのではと思いますが、有り難く生かせて頂いていると考え、自らが手を加えない生き方を実践していきたいです。2015/12/14
Masaaki Maeta
1
私が仏教に興味を持ったのは、恥ずかしながら孔雀王の影響です。エロくなる前、作画崩壊する前の孔雀王です。高校生ながら、読める範囲で仏教関係の本を読み、少しずつ知識を得て行きました。この本は、本当にわかりやすく仏教について解説しています。高校生の頃は理解できなかった考えも、この本を読むことで納得できました。2015/05/26