21世紀のヨーロッパ福祉レジーム―アクティベーション改革の多様性と日本

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  • サイズ A5判/ページ数 292p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784907062002
  • NDC分類 364.023
  • Cコード C3036

内容説明

20世紀末から取り組まれてきたEU加盟国における、ユーロー危機への対応をふくむ福祉レジーム改革の動向を鳥瞰する。各国の雇用政策(フレキシキュリティおよび活性化)と社会的保護・包摂政策の動向、ならびに両政策の交錯のあり方に焦点をあてる。そして、EUの改革が日本の社会保障体制にあたえた影響を論じる。

目次

第1章 EUの雇用政策と社会的包摂政策―リスボン戦略から『欧州2020』へ
第2章 アクティベーションの導入による「ハイブリッドな福祉国家」の変容―オランダ
第3章 就労アクティベーションからワークフェアへ?―デンマーク
第4章 政権交代とアクティベーション政策の行方―イギリス
第5章 雇用復帰に向けた付添い支援と生活保障―フランス
第6章 「支援」と「制裁」の狭間に揺れるハルツ改革―ドイツ
第7章 フレキシビリティの浸透を通じて浮かびあがる地域間格差―イタリア
第8章 公的扶助と就労支援の連携による社会的包摂―スウェーデン
第9章 EU新規加盟国の雇用政策の変容―ハンガリー
第10章 日本におけるアクティベーション政策の可能性―現状と展望

著者等紹介

福原宏幸[フクハラヒロユキ]
大阪市立大学大学院経済学研究科教授

中村健吾[ナカムラケンゴ]
大阪市立大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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