内容説明
平易な解説文と300点の壮麗なカラー写真で目前に描写されるチベットの幽玄な世界。チベットと言えば、チョモランマの雪峰、ラサのポタラ宮、チャタン高原のチルー、バター茶、マニ車などが知られる。それだけではない、奥深いチベットの風土・社会をもっと知ろう!歴史、地理、宗教、芸術、科学、民俗のジャンルに分けて、チベットの全貌を豊富な写真とともに平易に解説。むかしは秘境と言われていた世界へといざなう。
目次
第1章 チベットの歴史
第2章 チベットの地理
第3章 チベットの宗教
第4章 チベットの芸術
第5章 チベットの科学
第6章 チベットの民俗
著者等紹介
鄭堆[ダムドゥル]
1964年10月、チベット自治区ギャンツェ生まれ、チベット族。宗教学修士。中国蔵学研究中心総幹事長、宗教研究所所長兼研究員、『中国蔵学』雑誌社社長。中国宗教学会理事、中国チベット文化保護と発展協会理事、中国宗教学会理事、中国論理学界因明専門委員会副主任、国際チベット学会会員、オーストリア科学アカデミー訪問学者、大谷大学客員研究員
三好祥子[ミヨシヨシコ]
1969年、三重県亀山市生まれ。龍谷大学大学院文学研究科東洋史学専攻修士課程を修了。1999~2001年、青海師範大学および青海民俗学院民族師範学院に留学。帰国後、会社勤務などを経て現在フリーランス翻訳者。主に宇幕翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
1
チベットの歴史:先史時代 シャンシュン・ヤルルン文化 巨大なる統一王朝 分裂と群雄割拠 中華世界へ 多封衆建 血脈は続く 相思相愛 チベットの地理:世界の屋根 そびえる山々 潤いの森林 広い谷と盆地 茫漠たる北チベット チベットの宗教:神霊崇拝 仏教伝来 宗派の林立 仏門の領袖 仏教の資具と法具 古刹をめぐって 仏は遍く照らす チベットの芸術:チベットの秘密 踊り オペラ 絵画 彫塑芸術 書道 民間工芸品 建築と名所 チベットの科学:知恵の光 西域での開業 自然哲学 文明の成果 チベットの民俗2021/03/02
Takahide✈Yokohama
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教科書的記載の仕方なので読んでいて疲れる。また内容もちょっと思っていたのとは違いました。中国との関係について肯定的な記載が多いと思ったら、出版しているのが国の機関傘下の子会社だからか。2021/11/11