内容説明
大乗菩薩道の精髄を、経典の集成によって示した珠玉の古典。名著『入菩提行論』で知られるシャーンティデーヴァ(7~8世紀)が、各種の大乗経典からの引用によって、菩薩道の実際を詳細に示したもう一つの主著を、サンスクリット原典から全訳。チベット仏教にも大きな影響を与えた古典の全貌を提示する。
目次
解題
布施波羅蜜
持戒波羅蜜のうち、正法の護持
法師などの守護
持戒波羅蜜のうち、害悪の回避
自身の守護
享受と福徳の守護
罪悪の浄化
忍辱波羅蜜
精進波羅蜜
林住の称賛
林住の称賛
心の浄化
念処
自身の完全なる浄化
享受と福徳の浄化
バドラチャリヤー(普賢行)の行軌
礼拝などの功徳
三宝の念想
著者等紹介
佐々木一憲[ササキカズノリ]
1973年、岩手県北上市生まれ。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科アジア文化研究専攻インド文学インド哲学仏教学専門分野博士課程単位取得退学、修士(文学)。中村元東方研究所専任研究員、インド政府奨学金給費研究者(ICCR fellow)としてIIAS(シムラー)、The Asiatic Society(コルカタ)にて在地研究。立正大学仏教学部特任講師を経て、現在、立正大学法華経文化研究所特別所員、日印文化交流ネットワーク幹事、日本ネパール協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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