内容説明
中観派における「アビダルマ(存在の分析)」の全貌を提示する。『中論』注釈者として名高いチャンドラキールティが、部派仏教のアビダルマを要約しつつ、自身の「空の思想」からコメントを加えた『中観五蘊論』。本書は、そのチベット訳に基づきつつ、回収可能なサンスクリット原文とその和訳を注記した、初めての全訳である。
目次
第1部 『中観五蘊論』について(先行研究;基本事項の整理と検討)
第2部 『中観五蘊論』和訳(シノプシス;和訳;参考資料(漏などの煩悩の諸分類と九十八随眠の関係))
著者等紹介
横山剛[ヨコヤマタケシ]
1984年生まれ。京都大学理学部および文学部卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)、京都大学、2017。国際仏教学大学院大学特任研究員、日本学術振興会特別研究員PDを経て、岐阜大学高等研究院特任助教、京都大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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