内容説明
厳格な掟を守りながら、難しい任務に取り組む影のヒーロー。暮らし・忍術・忍具・職務まで、この1冊で忍者のすべてがわかる!
目次
1章 暮らしの作法(忍びの日常;忍びの修行)
2章 忍術の作法(忍術の基本;遁走術;幻術・呪文・呪術;その他の忍術)
3章 忍具の作法(忍びの身なり;仕込み武器・隠し武器;火器・水器・開器・登器;その他の忍具)
4章 仕事の作法(忍びの掟;忍びの事前工作;忍びのホウレンソウ;忍びの破壊工作)
著者等紹介
山田雄司[ヤマダユウジ]
1967年静岡県生まれ。京都大学文学部史学科卒業。亀岡市史編さん室を経て、筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科史学専攻(日本文化研究学際カリキュラム)修了。博士(学術)。現在、三重大学人文学部教授。国際忍者研究センター(三重県伊賀市)副センター長。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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るぴん
45
図書館本。おすすめコーナーから。忍者の実態をイラストたっぷりで紹介した本。体臭が強くなるニンニクやニラを食べちゃいけないとか、米俵の中に隠れて潜入するために体重を60kgに保っていたとか、思わず「へぇ〜」と言ってしまうような雑学がたくさん。心理的に敵を操る「五情五欲の理」や「螢火の術」「蓑虫の術」などは、今の世の中でも十分通じるし、犯罪に使われる手口だなと思った。子ども達と一緒に見ていた「忍たま乱太郎」、今思うと意外にしっかりとした忍者の知識を教えてたんだなぁ。『武士の作法』『戦の作法』も読みたい。2020/08/25
サケ太
14
忍者、とは何かについてなるべく実像に近づけて書かれた本。実際にこんなこと出来たのか、体系的に伝達することが出来たのかという疑問もなくはないが、なかなか興味深かった。2020/08/16
アカツキ
10
忍者の暮らし、道具、忍術、仕事内容をイラストを多用しながら解説。忍者も命張ってるけれど、超人のような能力の持ち主にあの手この手で攻められたら敵も堪らないよなぁ。読んでいる間ずっと「忍たま乱太郎」が頭にあった。2019/10/09
きみたけ
8
正心(せいしん)、任務をまっとうするため、後ろめたさや迷いが生じないよう心をコントロールすること。今の仕事に必要。2020/02/09
ひろ
5
忍者って小さい頃に憧れましたよね。修行とかしてみたり…。 忍術って実はハイテクノロジーだったのか。2021/04/04