内容説明
生活、仕事、人間関係…自分をよく知れば「生きづらさ」が減る。
目次
第1章 私のこと
メンクリ議事録
第2章 生活のこと
第3章 夫婦のこと
第4章 仕事のこと
第5章 家族のこと
著者等紹介
ななしのうい[ナナシノウイ]
ASD(自閉症スペクトラム障害)と、ADHD(注意欠如・多動性障害)を併発。結婚して半年後に発達障害であることが判明し、それからは自身や夫婦の間で起きたトラブルや原因・対策、メンタルクリニックでの治療記録などをノートにまとめて、ツイッターにて公開。ノート「発達障害の私が家事ができるようになるまでの話」を投稿したところ、人生で初めてバズる。発達障害の診断をきっかけに、自分自身と向き合い、少しでも生きやすくなるために日々模索している。まとめノート以外にも、自身の発達障害の治療記録「#メンクリ議事録」をツイッターで更新中
福西勇夫[フクニシイサオ]
精神科医。徳島大学医学部卒、医学博士。医療法人社団真貴志会・南青山アンティーク通りクリニック院長。精神科医として、成人期ADHD、ASDを始め幅広く心の病に対応している。2000年から現在までに、マサチューセッツ総合病院の客員教授として9回、招聘されている。2007年には南イリノイ大学の客員教授として招聘されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
35
全部を読むことはしなかったが、生きづらさがよくわかった。例えば「特定の食べ物が嫌い」というより「それを食べると痛い、辛い」だったんだね。母親からの虐待も。「夫が気をつけていること」すごいけど旦那さん頑張り過ぎでは?2019/10/05
陸抗
31
大人になってから発達障害が分かった人の手記が読んで見たかったという、不純な動機だったりします。作者さんのななしのういさんのこだわり、物事の捉え方、考え方。全ての発達障害が同じ症状じゃないので、手探り状態で少しずつ療育するしかないんですが、夫さんが忍耐強く、どう向き合うかどう改善するかを書かれてるのには、なるほどと思う事も多かった。息子がよく頭痛を訴えるので、風邪や熱中症を疑っていたけど、ストレスや疲労の可能性も今後考えないと。発達障害という言葉が少しずつ浸透してきたけど、詳しい内容に関してはまだまだ。2019/08/24
aloha0307
30
病が発覚するなか結婚を決意されたお二人 よくここまで詳細まで披瀝してくださいました✿旦那さんの懐の深さには心服です。 発達障害のある人がどんなことを考えるのかその過程、聴覚過敏とはどんなものなのか(己自身 路上でパチンコ店入口が開いた瞬間やバイクの爆音には即座に耳を塞ぎます)等などよく分かります。”普通”ってなんなんだろう??考え込むと(己にもこの病の特性十分にあり)呆然としてきます。2020/05/23
らる
20
当事者にもその周りの人にも、普段関わりのない定型の人にも、是非読んでもらいたい一冊。それぞれ症状も困りごとも異なる発達障害ですが、一例として、これからの生活の参考にさせていただけそうなことが沢山ありました。ASD/ADHD併合、鬱の私は著者さんと似たような行動や思考が多かったので、特に感覚過敏などについて「みんな同じように感じているものだと思っていた」というところや、周りの情報量の多さにパンクしたりしんどくなると無言になってしまい「怒ってる」と思われてしまうことなど、多く共感でき、読みやすかったです。2019/08/26
manamuse
17
最初は字がキレイで読みやすいな〜と思ったけど、すぐにウンザリしてくる。結局は他人のメモ。同じ行動もあったけど、夫婦で勝手にやってくれ〜って感じ。よく出来た旦那さんですね。2024/02/02