内容説明
泰平の時代―平和ボケした武士たちは過酷なサラリーマン生活を営んでいた!暮らし、武術、仕事などから浮かび上がる武士のリアル。
目次
1章 暮らしの作法(武士の給料;武士の屋敷 ほか)
2章 武術の作法(武士の武術)
3章 行事の作法(武士の行事)
4章 仕事の作法(幕府の要職;奉行・司法・警察 ほか)
5章 軍事・警備の作法(幕府の軍隊;幕府の警備)
著者等紹介
小和田哲男[オワダテツオ]
1944年、静岡市に生まれる。1972年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。2009年3月、静岡大学を定年退職。静岡大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
61
株式会社G.B.の「作法」シリーズからチョイス。江戸時代の武士たちの暮らしぶり・規律・仕事・収入など、時代の中枢を担っていた彼らにスポットを当て、イラストを用いて詳しく紹介した一冊。小和田哲男氏監修。第一章「暮らしの作法」では武士の給料・屋敷・ルール、第二章「武術の作法」、第三章「行事の作法」、第四章「仕事の作法」、第五章「軍事・警備の作法」の内容。内職しないといけないほどカツカツの生活を送っていたようで、いつの時代もキビシイと感じました😅2024/11/06
サケ太
16
わかりやすく、かつイメージしやすい。参考にするには薄い部分もあるが、内容的にも良いのでは。2020/08/22
あおい
12
武士は戦うのが本文であるから門限は6時。徳川家康が初めて江戸城に入った8月1日(八朔)は武士にとって正月の次に重要な日など武士雑学の数々。さらっと読了。2024/01/24
じじちょん
5
戦の作法、戦国経済の作法、裏切りの作法、大江戸年中行事の作法などを監修した小和田哲男先生の本。先に戦国時代の方を読んでおくと、武士の在り方や組織の推移など感覚的に分かりやすい。時代劇などでおよそのイメージはあるが、知らない実生活や法律のことなど載ってて面白かった。2024/03/08
もけうに
4
イラスト付きでわかりやすく、とても面白かった!これで益々時代小説読書が捗る。武士も色々。江戸時代はやはり町人の時代なのかも。2021/08/28