内容説明
あるところに、グリセルダというたいそう美しいおひめさまがおりました。その美しさは、だれもがひとめで恋におちてしまうほど。グリセルダを見る王子や騎士は、せつないためいきをつくと…。昔話風のおひめさま物語を大胆にアレンジしたユニークで美しい絵本。リンドグレーン記念文学賞を受賞したアルゼンチンを代表する絵本作家イソールの話題作。
著者等紹介
イソール[イソール] [Isol]
1972年アルゼンチン、ブエノスアイレスに生まれる。本と歌に囲まれて育ち、国立ロヘリア・イルルティア美術学校で学んだ後、ブエノスアイレス大学で美術を専攻。在学中より新聞、雑誌のイラスト、本の挿絵などを手がける。コミック、絵本、イラストの分野で幅広く活躍し、歌手としても活動している。2003年ブラティスラヴァ世界絵本原画展金のリンゴ賞、2013年リンドグレーン記念文学賞を受賞
宇野和美[ウノカズミ]
東京外国語大学卒業。出版社勤務の後、スペイン語児童文学の翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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小夜風
29
【図書館】「かぞくのヒミツ」のイソールがおとぎ話を描いたのかと思いきや…。なんてシュールで怖いお話(笑)!たったの数時間で種を残した王子が一番凄いんじゃない?いやこれ子どもに質問されたらどうすれば…(笑)。2015/01/20
ヒラP@ehon.gohon
28
首ったけってこういうことだったでしょうか? オトナ向けのブラック・ナンセンス絵本と受け取りました。 人の心を惑わすグリセルダから生まれたのが、ジグソーパズル好きな王子様、どんな世の中になるのでしょうか。 人を食ったような絵も、妙に印象的です。2021/05/21
mntmt
23
シュールすぎだ…2016/08/21
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
『13歳からの絵本ガイド YAのための100冊』 https://bookmeter.com/books/12736537 紹介絵本。【テーマ ナンセンスにハマる!】 完璧に美しいグリセルダひめ。男の人は、ひめをひと目見るとみんな好きになってしまう。でもみんな死んでしまう(怖い話ではありません)。誰にも相手にされなくなったひめは、目の悪い王子をお城に呼ぶことに…。2020/08/09
遠い日
12
恐ろしい「首ったけ」の意味。ことば通りの展開にぎくり。回り回って、「首ったけ」が自分の番になろうとは!2016/08/01