内容説明
われわれはなぜ、海賊に魅せられるのか。海賊旗を掲げて生きるとは、いかなることか。現代において海賊から学ぶことはあるのか。
目次
第1章 歴史背景(私掠者、バカニーア、海賊という用語の問題;「黄金期」の概略的歴史)
第2章 「みずからの文明の敵」―黄金期海賊業のエスノグラフィー(「海からじゃ」:海洋ノマド;「平滑」VS「条理」:空間の問題 ほか)
第3章 「社会的起源」、もしくはヨーロッパからの遺産―黄金期海賊業と文化研究(ファッション、食べ物、娯楽、隠語:海賊副文化の素描;「諸国家の敵」?:海賊業と(トランス)ナショナリティ ほか)
第4章 「神もなく、主人もなく」―黄金期における海賊行為と政治(海賊の組織形態:「浜辺の兄弟」から「無法者連合」への移行;黒旗ジョリー・ロジャーの掲揚 ほか)
第5章 結論―黄金期海賊の政治的遺産
著者等紹介
クーン,ガブリエル[クーン,ガブリエル] [Kuhn,Gabriel]
1972年、オーストリア、インスブルック生まれ。サッカーのセミプロリーグの選手だった経験がある。1996年にインスブルック大学より哲学の博士号を獲得。現在はストックホルム在住の文筆家、翻訳家
菰田真介[コモダシンスケ]
1985年生。海賊研究者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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