内容説明
精神分析を理論に閉じ込めるのではなく、生の実践とするための、ロシア人精神分析家・美術キュレーター、ソ連アンダーグラウンド芸術の証言者である著者による、夢と視覚芸術を通したフロイトとラカンへのユニークな手引き。
目次
第1部 夢(夢とバス―あるいはいかにしてメディアは根をおろすのか;転生のオネイログラフィア―精神分析と仏教)
第2部 精神分析家(フロイトの亡霊たちと狼男の遺産;精神分析は複数形で綴られる―あるいは、精神分析への関心あるいは、精神分析的ディスクール)
第3部 芸術家(フロイトの夢美術館の覚醒;ユフィート;死の表象における『天空の騎士』)
著者等紹介
マージン,ヴィクトル[マージン,ヴィクトル] [Mazin,Viktor]
ロシアの精神分析家・美術キュレーター。1958年生まれ。1970年代よりレニングラード(当時)の非公式芸術家らと交流。その後、ペテルブルグの東ヨーロッパ精神分析学院に学び、ペテルブルグ大学に提出した論文『フロイトとデリダの主体』により博士号取得。現在は東ヨーロッパ精神分析学院で教鞭を取る他、同学院内の「フロイトの夢美術館」を拠点に思想・芸術の両分野で旺盛な活動を行なう
斉藤毅[サイトウタケシ]
1966年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科、博士課程修了。大妻女子大学他講師。専門はロシア文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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