内容説明
『ドグラ・マグラ』夢野久作問題の父親、玄洋社頭山満無二の盟友茂丸が、人間の魔的パワーを謳う異色文芸。天使的魔人たち、百魔男女の奇譚集。
目次
天下無双の業物
幕末の先覚者沢新吾
甲州身延山中に隠る
捕われて江戸に護送
沢新吾奪還の苦心
信州の深山に十年の佗住居
星岡大角と大島に逢う
流転七十年の夢
久右衛門、間宮林蔵と相識る
「トンコロリ」の妙薬で大儲〔ほか〕
著者等紹介
杉山茂丸[スギヤマシゲマル]
1864年生、1935年歿。福岡出身。号は其日庵。明治、大正、昭和の政財界舞台裏で、経済、内治、外交、軍事一体の経綸を仕事とした。国内、台湾、朝鮮における鉄道港湾開発事業や銀行創設、満鉄創設、外債導入などの実業から、日清日露の開戦および終戦講和、さらに内閣や政党の組織工作まで、伊藤博文、山県有朋を初めとする元老や内外の資本家と連携して活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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